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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
4章 吸血鬼&吸血姫
47/116

förvandling<<変貌>>

―förvandling(フォヴァンディング)


「うるさい!魔力持ってても使えないくせに!」

「…じゃ…もう失敗作とか呼ばないで…」

ウェンディゴに対してヴィットは魔法陣を展開して氷のナイフを飛ばす。

「…じゃまするなら…倒していくだけ…どいて…」

「…るさい!!」

自分が見下した相手が、しっかりとした魔法を使えることを知って驚く。

激昂して怒鳴るが、ヴィットは無視してナイフを彼の首に当ててそのまま歯を滑らせる。

「…っ」

「…相手を見下す…暇があったら…少しでも…鍛えておくんだったね…」

傷口を抱えて蹲る相手を蹴り飛ばし、クラップスのほうに駈け出すが、足を掴まれる。

「いてぇじゃねぇか!この失敗作!!」

吸血鬼になりかけている彼が足を捕まえてヴィットを投げ飛ばす。


「…邪魔…しないで…」

魔法陣が彼の背後に現れ突き刺していく。

ウェンディゴは地面に磔にしてクラップスの元へ急ぐ。

「…あとで…相手してあげるから…」

ヴィットはイロードの足を掴んで振り回しているクラップスの背後に立ちのど元にナイフを突き立てる。

「えー…あの子、ほんと使えない…魔力上がってるんだからもっとましなことできるだろうに…ね?」

「…いいから…イロードから離れて…今すぐ…」

「えー…こまったなぁ…どーしよっかな?…うん言うとおりにするよ。」

にやりと笑うとイロードの足を掴んだままゲルンのほうに力いっぱい振り回す。

通常では考えられないほどの力が加えられ、ゲルンの近くの壁に激突する。

「…ぅぁ…」

「イロード!」

ゲルンが普段見せない絶叫をあげる。


<Behandling(ベハーンリィグ) Incantation(カンターフォン)(治療呪文)>


もうない魔力を振り絞ってイロードに治癒魔法をかける。

「や…めろ…ルゥ…これ以上…つかうと…」

「大丈夫♪君は…ボクが…」

イロードを少しだけ回復させるとゲルンの体に異常がでる。

「…ぇ…ルン…そん…な…」

彼女の体から植物の芽が生える。彼女の魔力が暴走を始めた。

イロードは彼女に体を引き摺って近寄る。イロードはかろうじて動けるようになったみたいだが…彼女はそのまま地面に伏せている。

「…イロ…コレに魔力を籠めて…マスターの魔力を探して」

真っ黒な腕輪を外してイロードに渡す。

「なーに?なんかするの?もう終わりだよ。その子の魔力は暴走してあとは…樹になるだけ。わかるでしょ?」

…何言っているの…そとにはマスターがいる。

「え?大丈夫なわけないじゃん。簡単に逃がさな…。あれ?え?どこに…?」

イロードはゲルンを抱えて影に潜り、マスターの魔力を探す。


ヴィットは目を閉じて祈る。


…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…


「ひとりのこってどうするの?彼女が死ぬところは見たくない?だから残ったの?大丈夫。今すぐ追いかけてあの子を吸血姫にしてあげる。そうすれば彼女は元通り。ま、人間じゃなくなるけど?私の奴隷になってもらう。じゃ…どこに行ったか教えてくれる?私さ壊したりするの得意なんだけど探すのは苦手なんだよね。」


…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…


ヴィットの頭の中はゲルンの安否で満たされる。

「駄目だよ。だーめ。」

その一言で彼女の何かが切れる。


「…ルンの仇…私…。…いや…ボクが…許さない…絶対に……シュー…ユキトを呼んで…」

リームシュークがヴィットの肩で魔力をヴィットからもらう。

…ゲルンの代わりにやるんだ。私が…ボクが。

(ヴィット…止めないから…一緒に唱えて)


Sakrala(サカッラ) Glacier(ギレッシア) Panther(パンサー)<<聖氷豹(せいひひょう)>>!!

―白銀の氷雪、全てを凍結させ極地の支配者よ―

Silver(シルビア) av(ァブ) is(イス) och(ォフ) sn(スノ)ö Linjal(リニォール) Polar(プロー) fryst(フリースト) alla(アラ)


―契約に基づき我の魔力を用いて顕現せよ―

Om(オン) mani(マネ)festationen(スティックフォンマン) genom(ギィエモン) att(アッ) anv(アンヴ)ända(ェンダ) magi(マギ) oss(オス) p(ポァ)å grundval(グルンヴォル) av(ァブ) kontraktet(コントラクテット)


赤い結界内に大きな氷塊が顕現し、銀色の豹が氷の中から出現する。

(我をよんだか…何用…聞くのは今さらだな。我に何を望む?)

「…制限解除…ボクが…あいつを退けるまで…」

ユキトがため息を付き、

(好きにしろ…)


ユキトは魔力を圧縮し彼女に渡した爪に注ぎ込む。そしてユキトの姿はなくなる。

「…ありがと…ユキト。…シューもありがと…。あとはボクが…」


…ボクがやる…!

彼女の身体が変貌する。

今週中には吸血姫編終わらせる予定です!

…かなり長くなってましたね。


35話 突入のラスト修正しました。

召喚部分修正しました。


次回は水曜日!

お楽しみに!

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