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Inn & middag & Aterupptagande <<宿&夕飯&再会>>

1日一話を目標としてましたが 少しペースが落ちます…

目指せ2日一話です。


メインキャラ全員登場です

Inn(イン) & middag(ミドッグ) & Aterupptagande(アーテップトガンダ)


 陽が落ちヴィットは元気になり歩みは早くなる。

「ちなみに、お金どれくらい持ってきたの?ボクは君がをナイフ以外にお金を使っているのを見たことないんだけど?ナイフ以外の何に使ってたの?」

「…私は約80,000ルチロ…と……え…と…笑わないでね?…お菓子…村の宿は…一人5,000だっけ?…ルンはお金あるの?そっちのが心配…」

「え?ボク??君の倍くらいかな?ちゃんと勘定してないから自信ないけど、ビローアとイロードから巻き上げてたからね」

「…賭け事?…それ…よくない…」

「ちがうよ~♪まぁ賭けっていえば賭けだけど、自分の模擬戦の結果で賭けてたの」

(まぁヴィットに賭けてたぶんもあるか。にこにこして抱き着く)

「だから心配しないで大丈夫だよ♪」


「一泊5,000ルチロだよ。お二人?あー…でも今一部屋しか空いてないんだよね?その部屋ベッド一つしかない部屋だし、どうする?二人で使うか?それなら2,500まで負けてやるよ。」

「…ルン…私野宿で問題ない…から…先行かない?…」

「ダーメ♪今日は宿に泊まるの!おじさんそれでいいよ♪おいしいご飯たべいくよ!ボクのおごりだから♪」

「…わかった…」

(大きくため息を付き)

「じゃ…二階の一番奥の部屋だ。狭いだろうが使ってくれ。」

「ありがと♪」



 ゲルンはヴィットの腕を引き、村のある酒場につく。

「ボクのおごり。ここだよ!ボクのおススメ」

「…ここ?…なんか…ボロボロ…」

「ふふふ、そんなこと言っていいのかな?」

「…どゆこと…?…」

「いいから~入った入った♪」

 ゲルンに背中を押され店内に押し込まれる。


 ヴィットは店内をキョロキョロし(…ぼろい…お客いない…店員はお姉さんが…一人…)

「いらっしゃい♪」

「や♪ボクだよ マスター お客さん入ってないけどつぶれたりしないよね?」

「んー…?ゲルンか、今回の相棒は白い子供?」

「…子供…失礼…もう…15なった…」

「15か~じゃ私から見たら子供と変わんないよ」

 ゲルンはヴィットに抱き着き

「ボクのことも子ども扱いするんだよ?この人は。気にしたらダメだよ。」

(…この人…何者なんだろ…少しむくれながらマスターを見て警戒する。)

 マスターは警戒していはヴィットの頭をなで

「ヴィットちゃんね。なんか子猫みたいでかわいい♪」

 マスターが手をパン!と叩くと室内は別の部屋と入れ替わる。

「私が認めたお客様しかこのお部屋に通さないんだよ?」

「…転移魔法…??…魔女?…」

「その呼び方はもう嫌いだな♪心を込めてマスターって呼んでね 呼ばないと『シロ』って呼ぶからね」

「…了…解…マスター…」

(ヴィットは離れた場所にいるゲルンをジトッとにらみ、マスターはヴィットの頭をなでる)

「よしよし、じゃ御馳走でもつくって、いろいろお話しようか?」



 奥から人形が次から次へと料理を運ばれ。

「まぁ、来ること知っていたからいろいろ準備しておいたから♪君の好物も用意してあるだ」

「…好物…?…何の…こと…」

「好物?誰の?ボクの?ボクはお肉あればいいから」

「ああ、ゲルンのじゃないよ。君は何でも食べし嫌いなものなんてないだろ?ヴィットとのお近づきの印♪」

(ヴィットに似た真っ白な人形が山盛りのシュークリームが置かれる)

「おっシュークリームじゃん!ボクこれも好きだな♪でも普通デザートでしょ?これって」

「…!?…なんで…私の……」

(…好物…なんでこの人…私の…知っているの?…いや…女の子が甘いの…好きなの…普通…か…)

 ヴィットの手が伸び、引きを繰り返す。そこへマスターは無理矢理口へ突っ込む。

「好物でしょ?私は知っているよ?」

「へぇ、ボクは知らなかったな。ヴィットはシュークリームが好きだったのか。ああ、そういえばお金はそれお菓子に使ってたって言ってたもんね?今度ご褒美に買ってあげるよ♪」

「…別に…私はシュークリームなんて…好きなんて…」

「そうだね?あれも好きだし、あれも好きだもんね。ヴィットちゃん♪」

(マスターは隣のテーブルを指さしパンケーキやセムラが並んでいる)

「…なんで…?…知ってる…?…」

「私はね、あの孤児院の元関係者。あそこの孤児院のことなら大抵のことは知っている。君に似た友達もいたからね♪」

 隣のテーブルではゲルンがいろいろな食べ物をむさぼっている。

「…セムラ…おいしい…どこで…売ってるの?…」

「私が作ったよ?また食べたいなら言ってくれれば作ってあげるよ♪」

「…お…お願い…マスター…また…つくって…」

「ははは!わかった。今度作ってやる♪」



 食事が終わり、別の部屋に通される。

「さて、君たちがここに来たということは孤児院は閉鎖されたのかな?」

「…うん…その通り…」

「さすがマスター。考えている通り。ボク等のいた孤児院は閉鎖されて、今はみんな村の手伝いとか狩猟と化してるのと、No.1が傭兵団を作るって言ってた」

「そうか、じゃあビローアとイロードは?」

「…えっと…さきに…」

「あ、いいよ。直接呼ぶから。」


 指をパチンと鳴らすと部屋に騒がしい二人組が降ってくる。

「んあ?なんだこれ?ローア!俺今落下してるぜ!?ここどこだ?」

「ロード落ち着いてください。マスターのところに転移したんでしょ?」

 どこかから二人は落下してくるが結構な高さから落下してきたが綺麗に着地する。


「…ビロ…イロ…二人を転移させたの?…マスターってホント何者なの…?…」

「あれ?シロとルンじゃねーか?何してんだ?」

「…イロ…シロって呼ぶの…やめて…」

「悪い悪い♪今度俺に組手で勝てたらな?」

「私はヴィットとマスターと顔合わせしてたんだ♪」

「マスター、僕等は山で野営してたんですが。明日にはブレリュにつくところだったと思うんですが、何処に連れてこられたんですか?」

「ん?ここかいビローア?ここはどこかとどこかの隙間の世界。大丈夫だよ君たちは元の場所に返すから。むしろ別のところに飛ばすことはできない。」」

「そうですか。わかりました。あと火をつけたまま飛ばされてしまったのですが、そっちも心配です。」

「大丈夫だ。君らを転送した際に消してきた。」

(…私以外は…マスターと知り合い…だったんだ…)

 少しションボリしながらヴィットはみんなを眺める。

 マスターはヴィットを膝に乗せ椅子に腰かける

「たまたまだから♪君がハブられていたわけじゃないよ?彼らの武装は私が提供していたの。ヴィットちゃんのナイフを自分で鍛えるでしょ?彼らはそうじゃなくて私のところから買っていたの。わかった?よければ君のナイフも鍛えてあげようか?」

「…私は…大丈夫…私のは私が…やらないと…意味がない…」

「そか。もし困ったら私に言いなさい。ナイフ以外の武装を整えてあげるから。」

「…わかった…そのうちお願いする…」


 マスターは話をはじめる。

「さて、依頼だ。あと一年後。あの孤児院が閉鎖されたことによって問題が発生している。No.1が暴走して近隣の村が支配される。それでそれを未然に阻止してほしい。あそこに残った人は全部で16人たち。対してこっちの手数は君たち4人のみ。国にも進言してみたが、次の国王は無能だ。戦争のことしか考えていない。おそらくはあの村を支配した後は…最終的には国を傾ける可能性をある。わかるか?勢力はどんどん拡大していくだろう。」


 今すぐには無理だろう。と最後に付け加え半年後再度ここに召集され、その際再度依頼をするとのことだ。今は装備を整え経験を積めとのことだ。


 ヴィットとゲルン、ビローアとイロードはブレリュで落ち合うことを約束しこの夜は分かれることにした。


 月は落ち、陽は登る。


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