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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
4章 吸血鬼&吸血姫
37/116

hård kamp<<激戦>>

――hård(ホード) kamp(カンプ)――


シロフォンさんを助けるのは吝かではありませんが…

ウェンディゴさんは気が進みませんね。

…でもマスターが言うにはもう間に合わないって言っていました。

急がないと彼女が危ないですか。


<vatten(ヴァテン) kniv(クニーヴ)(水小刀)>


左手には水の大鎌を構え、右手には水の小刀を生成して装備する。

一気に行きます。


リーチの長い大鎌で中距離を片づけて、大振りの鎌で倒し切れなかった近距離の相手を水の小刀であと片付けする。

あの壁の向こう側にシロフォンさんたちがいるはずです。



ゴーストの壁の向こうで骨の大群が円を作っている。

円の中からは幾度も魔法の矢が飛んでいる。それをビローアは知っている。


矢のペースが速いですね。…あれじゃ魔力がもちません。


手を沼の水の触れて魔力を流し込む。そして魔力を籠めた分の水をゴーストの壁に掛ける。

<heligt(ヒーリット) vatten(ヴァテン)(聖水)>


悲鳴を上げ、ゴーストの壁は一度崩壊する。

「僕の力だけでは一時的に後退させることしかできませんが。一時的にはこれで十分でしょう。後は、あの塊を…」


骨の大群の中心から…

「嘘でしょ!?まって…あ…」

先日声にもならない声が聞こえる。

彼女の声だ。まだ生きてる。彼の声は聞こえませんね。彼はやぱり駄目でしたか。



「たすけて…」

考えている場合じゃありませんね。

「シロフォンさん!もう少し耐えてください!」

「2番!?助けて!私を助けて!」

「もう大丈夫です。あと少しだけ耐えてください。」


ビローアはスケルトンの大群を大鎌と小刀で敵を…骨の塊を切り裂いていく。

そして彼女にたどり着く。

「2番…なんでここに…」

「ビローア。それが今の名前です。作戦用のではなく。自分の。」

「…ビローア?わかった。今度からそう呼ぶ。」

「あとほかの人もちゃんと名前で呼んでくださいね。」

「わかった。」

「ところで…ウェンディゴは?」

「彼はもうだめですね…僕には助けられない。」

近くに彼が落ちている。意識はなく、自分らに助ける手段はない。


骨折が複数、裂傷が全身に、右足の欠損…

ビローアは彼女の傷を確認していく。

「私も、もう戦えない。」

「大丈夫です。」


<healing(ヒーリング) magiska(マジスカ)(治癒魔法)>

彼女の傷が治癒していく。

「この程度なら治せます。」

「2番……じゃなくて、ビローア、あなたこんなことが…」

「ええ。一応こんなこともできます。とりあえず、攻撃以外のこともできますよ。とりあえず、小島に向かいましょうか。」

彼女にビローアは肩を貸してシロフォンを小島へ連れて行く。


――――――――――


「さて、初めましての相手もいるので、挨拶をさせてもらおう!俺の名前はウルヴァ。以後お見知りおきを。かつて、生まれ変わったときときにそこの忌々しい奴に殺されかけた。あの屈辱を忘れられない。」

「あらあら…では私も、…私の名前はクラップス。人間や旧知の相手には"崩壊の吸血姫"クラップスと呼ばれています。ウルヴァを吸血鬼化させた元凶です。」

「クラップスね。国を幾つかを崩壊させた数少ない"吸血鬼の王"だね。なんでこんな辺鄙なところに?」


ヴィットはひそひそと質問する。

「…イロ…知ってるの?…有名…なの…」

「シロ。帰ったら勉強させるからな。最低限の知識は無いとこれから先生きていけないぞ?帰ったらビローアの部屋から本を持ってきて最低限の知識をぶち込んでやる。」

イロードはヴィットの頭をくしゃくしゃとしながら真剣な表情で相手を観察する。


「ね?ちょっとどころかかなり状況が悪いんだけどどしよっか?相手は"崩壊の吸血姫"だって♪」


(おい!おいおい!俺を無視してないか?珍しく大量の魔力で召喚されたと思ったら吸血鬼か?こまるな?前に召喚されたときは魔力も何もよこさないで呼び出してくれたからな?)

「おちつけって。逃げるのが得策ってもは賛成だ。でもよ?逃げ出すのは簡単じゃないぜ?」

「んー♪じゃ、倒せる?」

「倒せないとでも?」

「…勝てる…?…」

「じゃ…始めるか!」


「私は寛大だよ。君らの作戦通りに戦ってあげる。君が私と戦うんだよね?そして、君がウルヴァと戦う。周辺の有象無象はそこの子たちが戦ってくれるのかな?」

クスクスと吸血姫は笑いながらゲルンの前に立つ。


「君は私に勝てるのかな?」

「ボクだけじゃ君には勝てないかな。でも負けることもないと思うよ。」

ゲルンの背後には先ほど召喚した神々しい大鷹が立つ。

(ゲルン、君はあいつと戦えるのか?)

「余裕だね。あとで、ヴィットが合流してくれる。…だから大丈夫♪」



ヴィットはゲルンとイロードから少し離れ、吸血鬼に有象無象と言われた化け物の前に立つ。

「…今回は…急がなきゃ…一気に…」

両手にナイフを構え、上級アンデットの懐に潜り込む。

さっきまでの氷の上で戦っていた時と訳は違い足場はかなりいいものだ。

敵と敵の間は一瞬で縮め、一撃で仕留めていく。

…数が多い…私はには時間がないのに…!


(ヴィット!魔力借りるよ!)

―氷の雨 我らが敵に降り注げ そして我らを守れ―

<Regn(レゲン) av(ァブ) is(アイス)(氷雨(ひょうう))>

(援護は任せて!)

「…ありがと…シュー…!…」


ウルヴァがイロードの前に立つ。そして空間内に怒号が響く。

「さて…こっちもはじめよう…お前には…お前には!!…以前の屈辱を晴らさせてもらう…前とは違うぞ?俺は…俺が!!」

戦闘をもっとちゃんと書けるようになりたいですね。


残業なんてもうしない…

次話は月曜日予定です!

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