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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
4章 吸血鬼&吸血姫
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dödsfall<<脱落>>

――dödsfall(ドスファール)――


っ…なんなんだ。目的地に俺らが到着できないのか?

さっきの合図のあとから敵の量が増えていないか!?


「ウェンディゴ!なんか敵増えてる!」

「しってるよ!なんかおかしい!しかもどんどん強くなってる!」

「わけわからないんだけど!あいつら…小島に到着できたの!?本当に!!」

「少なくとも元18番じゃなきゃあの火柱はだせないんだろ!俺らとそんなに差があるのか?」

「俺らってまとめないで。私はまだ君と違って強いんだから!」


二人の足は進めなくなってきた。最初は順調に歩を進めていた。

現状は…ワイスの壁と突破できないでいた。


視界に小島を捉えられる距離までは来たが、決め手に欠けている。

「足場が、こんなんじゃなければもっとましなんだが…」

「文句ばっかり!いいから手を動かして!私の魔力も無限じゃないの!あ、ブレーキ聞かなくて困ってるんだよね?刃物でとまったら?」


彼はなるほどと納得した顔をして構えをとり走る。はじめと止まる際に器用にガントレットの刃物を使い自分の動きを制御する。

「うし、これならまだマシだ!」

「あれ頂戴!魔力回復する木の実!」

鞄からウェンディゴは言われたものを取り出し、シロフォンに渡す。

「さすがに、こういうの使わないと持たない。」

お互いをフォローして戦う。


ウェンディゴが氷上の戦闘に慣れてきたためか、戦闘が有利に進むようになる。

そして、ワイスの壁を突破したところで、夜空が急に明るくなる。

火の玉が降り注ぐ。

…上空から沼地にいくつもの火の玉が…

沼に落ちた火の玉は全体に広がり数分で沼の氷を全て溶かしていく。


「…おいおい、なんなんだよ。この氷とかさ!あの火の玉とか!おかしいだろ!」

ウェンディゴはため息と本音を漏らして俯く。


――――――――――


ビローアとインスが小島に到着するとマスターは小島で寛いでいた。

「マスターお疲れ様です。」

「や♪インス君とビローア。遅かったね?」


二人に手をあげて振る。そして手を振り下ろすと…、小島周辺に落雷が降り注ぐ。

あくびをしながら二人を迎える。


「あれ?インスまだ龍人に変身してないの?」

「俺か?まだ龍化の必要になっていないんだよ。」

「大丈夫だよ。これから間違いなく大物が出てくるからね」

「大物ですが。マスターは何かご存じなんですか?」

「ん?…んー…沼のそこにさ、ちょっと気になる魔力があるんだよね。たぶん敵さんの切り札かな?」

「切り札?」

「うん。二人は骨龍(ビーニガ)ってしってる?」

骨龍(ビーニガ)ですか?以前マスターからお借りした本に出てきましたね。」

「俺はもちろん知っている。未練を残したままこの世を去った龍族の成れの果てだ。」

「まぁ、起こさないで放っておくのが一番と思うんだけどね?」

マスターはインスを見つめ。

問いかける。


どう…したい?


彼女は声を出していなかったが、はっきりとインスは聞いた。


「安心してください。目的地に僕たちは到着しています。足止めの氷ももう必要ありません。氷を溶かしてください。」


インスは龍人から龍に変身して上空にそのまま飛翔する。

そして、火の玉を上空から沼地に落とす。


「現世に彷徨いし、我らの祖先よ。姿を見せよ。そして俺が引導を渡してやる!」


沼のそこで骨が一か所に集結し、龍の形を成していく。

眼は怪しく朱く輝き、10メートルを超える巨大な怪物が姿を現す。


「俺の名前はインス。お前に安息を与える。」


骨の龍はガタガタ体を鳴らしながら駆動する。

インスは上空から勢いをつけて下降して体をぶつける。


龍化した体のサイズはおそよ5メートル。骨のみの骨龍(ビーニガ)と比較して質量を持っている。

その質量を生かしての体当たりをする。

骨龍(ビーニガ)はバラバラになってしまうが、骨が再度集まり元の形を形成して区。



「ちょっと、厄介な相手ですね。再生能力ですか。」

「ちょーっとめんどい相手だね。あれ。」

「どうするんですか?」

「彼に任せておけば?それよりもあっちのが危険だと思うよ?」


マスターは東を指差す。

「あの方々ですか…大丈夫ですよ。少し苦戦しているようですが、一緒の場所で育った彼らです。」

「酷いことが起こるかもしれないよ?」

「酷いことですか…。マスターが言うならそうなんですね。僕が言ったら助かりますか?」

「…残念ながら変わんない。」

「じゃあ行きません。」

「冷たいね。」

「いえ。僕の友達を見下す相手ですから。」

「でも見下してたのはあのウェンディゴっていう子でしょ?シロフォンは助けてあげないの?」

「…わかりました。ちょっと行ってきます。この周辺はお任せしましたよ。」


はいはいと怠そうにマスターは手をふり、ビローアを送り出す。


マスターに言われたらしょうがない…

確かにシロフォンさんは悪い人ではないですしね。


――――――――――


ワイスの壁は突破できた。

次はスケルトンの壁が、その後ろにゴーストの壁が目の前に立ちはだかる。


「シロフォン!次のゴーストのは何とかできるか?」

「…なんとかする。」


彼女は弓を構え、矢を放つ。彼女はスケルトンの壁は放置しゴーストの壁を壊し始める。

「ウェンディゴ!さっさとスケルトンを片して!ゴーストの壁を破れるけど完全に消せるわけじゃない!」

「わかってるよ! …ワイスと違う。それにさっきと違って足場も氷よりましになってるからな!」


若干ぬかるむけど、氷よりまだ動ける…

ぬかるむ足場の中、必死にスケルトンの壁に殴りかかる。


ただのスケルトンなら…ワイスと違って麻痺もしない!!

ウェンディゴは腹をくくったのか防御を無視して壁を殴り続ける。


…っ、突破しきれない…


彼の頭上から一体のスケルトンが落ちてくる。

落下に合わせて彼の頭にスケルトンの持っていた武器が振り下ろされる…


彼は膝を…体を、沼地に落とす。

そして骨の壁が牙を向く。


骨の壁は、彼女に襲い掛かる。

回避行動をとりつつ、近くに寄ってきた敵を矢で打ち抜く。


戦場の真ん中、逃げ場は無く、すぐに囲まれることになった。

「嘘でしょ!?まって…あ…」


そして彼女は覚悟する。…ここで自分の命は果てるのだと…。


書く時間がもっと欲しいです。


べ…べつに仕事をさぼってるわけじゃないんだからね!



次の更新は金曜の予定です!

お楽しみに♪

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