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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
4章 吸血鬼&吸血姫
32/116

Krigsråd<<作戦会議>>

―ーKrigsr(クリー)åd(ソード)――


ローブ被っていてもわかる。

あいつらは…


イロードは黒いローブを被っている二人組に声をかける。

「元気かぁ?」

「18番…やっぱりいたか。あぁ…『元』18番。」

「おお。いたぜ?これから偵察の報告してくれるか?…ん?『元』?」

「ああ。元だ。今は他のやつを補充する予定だからな」



ローブを被った女が答える。

「いいけど?情報高いよ?」

「いくらだ?」

「25万ルチロ」

「格安だな?わかった25万で買い取ろう。」

「兵舎の人のと別途だけど?」

「ああ。大丈夫だ。それくらいの金は持っている。」


地図に二人は向かい、吸血鬼達がいた場所を教える。

「重要なのはここの離れた小島だね。あそこに大きな結界があった。」

「そこに、あいつらがいたのか?」

「…うん。そこにあいつらはいた。」

「なぁ?吸血鬼と吸血姫…それ以外に強そうな魔物いたか?」

「いや…いなかったよ。」

「そうか…少なくてもさ、そいつら以外の奴がいると思っている。」

「その意見には同意だね。グール以外の奴があいつらに従っている意味が分からない。」

「そうなんだよなぁ。」

イロードが大きく伸びて最後に深いため息をつく。


カタン…

静かに扉が開く。

「…なんで…」

ヴィットはため息をついてうなだれる。

「よう。欠陥品。」

「…私…外で待ってる…」

「まてよ!欠陥品。1番からの伝言だ。『俺はお前の本性を知っている。猫をかぶり続けるなら化けの皮を剥いでやる』だってさ。お前の本性って何?教えろよ?」

「…知らない…」

ヴィットは一人兵舎から出ていく。

兵舎内では作戦が練られる。

陽はもう沈み夜になっていた。


作戦といっても大した作戦ではない。

単純に四方向から沼地を攻め落とす。


それぞれ二人一組で中央の小島を目指す。


そして最終的に小島にはイロードとゲルンが突入させる。あとから援護としてヴィットとマスターが突入。

残ったメンバーで小島周囲で待機して復活してくるアンデットを退ける。


「で?今回お前らはなんて呼べばいいんだ?」

女がローブを脱いで。

「私はシロフォン。」

男がローブを脱いで。

「ウェンディゴだ。」


「わかった。まぁあんまり協力するつもりはない。報酬がほしかったら手伝え」

「手伝えって?手伝ってくださいじゃないの?」

「手伝わせてくださいでしょ?ボクたち戦闘に参加させてあげるんだからさ?」

「二人とも落ち着いてください。シロフォンさんとウェンディゴさんもです。」

一番年下であるビローアが全員をなだめる。


「わかったよ…」

吐き捨てるようにウェンディゴが出て彼が欠陥品と呼ぶ相手を探す。

「いたいた…おい欠陥品?お前の本性ってなんなんだ?1番がさお前を気に掛ける理由って?」

「…その欠陥品っていうの…やめてくれる…?…」

「お前なんか欠陥品で充分なんだよ…」

ウェンディゴと名乗った男はヴィットを欠陥品と呼び。ヴィットは欠陥品と呼ばれるたびに不機嫌になっていく。

「…私を…欠陥品って…私より…弱かったお前は…?…なんなの…?…」

「今は欠陥品よりも強いよ?魔法を使えない早いだけのお前なんか俺の敵じゃないんだよ。」


「…めんどくさい…私は…もう行く…」

ヴィットは彼のことを無視して兵舎に入っていく。すれ違いでシロフォンが出ていく。


「…イロ…私の役目は…?…」

「おうシロ!お前の仕事はだな…」


イロードは話を聞いていなかった彼女に仕事の説明をする。

「…私は…マスターを組んで…最後は結界の中に…突入すれば…いいんだね…」


マスターがヴィットに近寄り。

「今回はよろしく。ヴィット。」

「…マスター…よろしく…」

「ヴィット。最初にやってほしいことがあるんだ。」


マスターは自分だけで練った作戦をヴィットに伝える。

「…できるかな…そんなこと…」

「できるできる。ちょっと手伝ってくれるだけでいいからね。」



デプロが横から口をはさむ。

「なぁ…さっきから聞いてての疑問なんだが、敵の総数は六千だろ?こっちは六人…要は一人千体ってことだろ?大丈夫か?やっぱりほかの戦える奴らも…」

「いらないぞ!俺らは一騎当千できるように育てられた。鍛えられたどっかの王国とかの騎士とか、帝国の騎士とかじゃなければ俺らは大丈夫だ。敵は化け物相手だろ?じゃ…問題ないよ。」

「そうそう。ボク等だけならまだしもね?今回はインスさんに加えてマスターもいるんだから♪」


デプロはマスターと呼ばれる女性を確認する。

…この人、どこかで見たことあるんだよな…

実力の程はわからない。ただ、あの酒場のメンバーが一目置く相手。


イロードが気合を入れて大声を出す。

「はい!じゃ全員集合だ!さっさとする!時間がねぇぞ!」


彼の大声を聞いた面子が地図を置いているテーブルに集合する。

彼は地図に指をさして指示を伝達する。

「じゃ、作戦通りにシロフォンとウェンディゴから東から、ビローアとインスは西から俺とゲルンは南からヴィットとマスターは北から攻める。いいか?」

全員が頷き、

「んで、役割の再確認だが、目標は一人千体…といいたいところだが、俺とゲルン、シロとマスターは小島の周辺を掃除したら結界に突入する。わりぃが、ビローア達とシロフォン達はちょっとずつ多く戦ってもらうことになる。無理はするなよ?あと…シロフォン、ウェンディゴ。お前らは作戦開始から5分遅く出てくれるか?」

「あ?よくわかんないけど。わかったよ…」

「わかった。5分だね。合図は?」

「時間経過すればわかる。」

「わかんないけど…わかった。」

「よし!まぁ若干相手にハンデだが、夜のうちに戦闘を開始する。」


全員が所定の場所に向かう。


読んでいただき有難うございます!


少しの更新速度が落ちます。

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