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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
2章 ブレリュにて
18/116

morgonen efter<<翌朝>>

仕様で遅れました…

呼んでくれている方大変もしわけありません

――morgonen(モロゲン) efter(エッフェー)――



朝日が昇る。


ヴィットはキライに肩を貸して酒場を出てくる。


「やぁヴィット。おはよう。帰ってこないから迎えに来たよ♪」

「…はぁ…ルン…なんで…ここにいるの…?…」

「だってボクは君がここまでずっとついてきてたもの♪」

「…だまって…?…」

「もちろん。イロードの許可はとってるし、あいつはあと始末に来るよ。」


ヴィットはため息交じりにゲルンを見る。

ヴィットはゲルンにキライの治療を頼もうとするが、ゲルンは口に人差し指をあてている。

(…そうか…魔法は…秘密…)


わかったと伝えようよした時に―――


「よぉ!シロ!解決が早かったじゃん!」

「…イロ…」

「お手柄だったな!」


すこしして、イロードが現れる。

状況は把握しているようだ。


「そうに睨むな!後始末してやるからよ!」


後始末…どうやら魔法を使った痕跡を消すつもりなのか、それとも…。

「…その…」

「さっさとそこの友達をつれて、デプロのおっさんに届けてこい!酔いが醒めてるころだろ?うちの宿でつぶれてるからよ!」


キライを殺しに来たわけではないようだ。

安心したような表情をするが、

「あ、ありがとうございます。」

「安心してね♪いまデプロさんのところに連れてってあげるからね♪」


<<domningar &sova pulver(痺れ粉と眠り粉)>>

見えないように魔法を使い、痛みを誤魔化し眠らせる。


「ボクもてつだうかい?あとこれだね。今日は晴れるから♪」

「…大丈夫…」

黒いローブをかぶせる。

ヴィットはキライを背負い、『自分の家』に向かう。イロードはどうやらデプロを潰して宿に止めたようだ。商売上手と笑いながら向かう。


自宅の酒場の扉をくぐる。

「あ、おはようございます。ヴィットさん」

「…おはよう…ビロ…」

「デプロさんは上にいますよ。」

「キライさんは隣に寝かせてあげてください。ゲルンさんが薬を調合してくれるみたいです。」

「…わかった…」



キライを二階へ運び、デプロが眠っている部屋に運ぶ。

…一応わたしは手伝いか…

コンコン…―――「…デプロさん…起きてる…?…」

「ん?その声はシロちゃんか?どうした?入っていいぞ!」


部屋に入るとデプロさんは真っ赤になりながら取り乱す。

「お、おい!キライどうしたんだ!?」

「…連れ去られて…拷問…?…的なことを…」

「なんで…そんな事を」


ヴィットは俯き謝罪をするが、デプロはそれを見ていったん落着き謝罪に対して。

「いや。むしろ感謝してる。彼を救ってくれたんだな。ありがとう。」


コンコン―――「おっさん!起きているか?土産もってきた!」

「あ?イロードか?起きてるぞ!!土産?なんだ?」


イロードは後始末を完了させて、首を持ってきた。麻袋から取り出して。

こいつらの首、いくらになる?

と言いながら部屋に入ってくる。


「おいおい、どうしたんだ?これ。」

黒い骸骨の首領の首、加えて副首領の首。それがそこにはあった。


「これか?これはそこの白いのがやったんだよ。懸賞金とか、掛かっていいないのか?」

「は?シロちゃんが?無い無いそれは無い。そんな簡単な相手じゃない。あーかかっているが、金額まで覚えていないな…詰所戻ってから確認するわ」

「事実は、ガキが起きたら聞いてみな。方法に関しては俺らはしゃべらないからな。」


それもそうかと納得しつつも、方法は聞けないのかと考え

「じゃあ、キライはもっていくわ。」

「あ?おいて行っていいぞ?ルンが薬を調合してくれるからそのままでいいぞ?」

「あー…まかせるか。じゃ、これで」


デプロは兵舎に戻るため、酒場を出ていく。

「まってください。デプロさん。」

「坊主なんだ?」

「デプロさん。これ請求書です。」


忘れてた。現実に戻された気分だ。

請求書をみて驚きを隠せない。

(商才は、微妙なところだ。安すぎる…心配だ…)

「ありがとうな。坊主。あとでイロードを詰所に向かわせてくれ。ほかに渡すものもある。」

「了承しました。」


「あと、価格設定したの誰だ?イロードか?」

「ええ。彼が店主なので。加えてオープンなので特別料金という事です。」

「なら…納得だ。標準の価格であれなら、利益がなくて潰れてしまうもんな。」


豪快に笑いながら酒場から出て行く。

その後、全員は地下の修練場に集合する。


「…ごめん…勝手に…動いて…」

「まぁ、今回はシロが完全に悪いわけじゃないな。」

「そうですね。僕らが完全に潰さなかったからっていうのもあります。」

「なんかあった時のためにボクが尾行してたしね。問題があったら止めてたよ♪」


どうやらお叱りはないようだ。

少し安心したが…

「ですが、魔法の無茶な使い方は避けてください。まだちゃんと使いこなせていないんですよ?隠していることはわかります。」


…叱られた。

「…ばれてた…?…」

「お二人を誤魔化せていても、僕は騙されないです。」

「…ごめん…」


ヴィットは上手くごまかしていた。現にイロードとゲルンにはばれていなかった。

身体は冷気に侵され、体温はどんどん低くなっている。

暴走した魔力を無理矢理自分の魔力で抑えていたのだ。

「じゃあシロ。あそこで休むといい。俺の魔力で床の一部に熱をもたせてる。」

「…ありがとう…」


「ボクはイロードと詰所に行ってくるよ♪今回の賞金もらってくるから。なんか他にも話はあるみたいだしね」

「そうだな。朝から酒場も宿も来る人はいないだろう。」

「片付けは僕がやっておきます。ヴィットさんはゆっくり休んでいて下さい。」

「…わかった…じゃ…私は休ませて…もらうね…」


ヴィットはイロードに言われた場所に腰を下ろして眠りにつく。


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