morgonen efter<<翌朝>>
仕様で遅れました…
呼んでくれている方大変もしわけありません
――morgonen efter――
朝日が昇る。
ヴィットはキライに肩を貸して酒場を出てくる。
「やぁヴィット。おはよう。帰ってこないから迎えに来たよ♪」
「…はぁ…ルン…なんで…ここにいるの…?…」
「だってボクは君がここまでずっとついてきてたもの♪」
「…だまって…?…」
「もちろん。イロードの許可はとってるし、あいつはあと始末に来るよ。」
ヴィットはため息交じりにゲルンを見る。
ヴィットはゲルンにキライの治療を頼もうとするが、ゲルンは口に人差し指をあてている。
(…そうか…魔法は…秘密…)
わかったと伝えようよした時に―――
「よぉ!シロ!解決が早かったじゃん!」
「…イロ…」
「お手柄だったな!」
すこしして、イロードが現れる。
状況は把握しているようだ。
「そうに睨むな!後始末してやるからよ!」
後始末…どうやら魔法を使った痕跡を消すつもりなのか、それとも…。
「…その…」
「さっさとそこの友達をつれて、デプロのおっさんに届けてこい!酔いが醒めてるころだろ?うちの宿でつぶれてるからよ!」
キライを殺しに来たわけではないようだ。
安心したような表情をするが、
「あ、ありがとうございます。」
「安心してね♪いまデプロさんのところに連れてってあげるからね♪」
<<domningar &sova pulver(痺れ粉と眠り粉)>>
見えないように魔法を使い、痛みを誤魔化し眠らせる。
「ボクもてつだうかい?あとこれだね。今日は晴れるから♪」
「…大丈夫…」
黒いローブをかぶせる。
ヴィットはキライを背負い、『自分の家』に向かう。イロードはどうやらデプロを潰して宿に止めたようだ。商売上手と笑いながら向かう。
自宅の酒場の扉をくぐる。
「あ、おはようございます。ヴィットさん」
「…おはよう…ビロ…」
「デプロさんは上にいますよ。」
「キライさんは隣に寝かせてあげてください。ゲルンさんが薬を調合してくれるみたいです。」
「…わかった…」
キライを二階へ運び、デプロが眠っている部屋に運ぶ。
…一応わたしは手伝いか…
コンコン…―――「…デプロさん…起きてる…?…」
「ん?その声はシロちゃんか?どうした?入っていいぞ!」
部屋に入るとデプロさんは真っ赤になりながら取り乱す。
「お、おい!キライどうしたんだ!?」
「…連れ去られて…拷問…?…的なことを…」
「なんで…そんな事を」
ヴィットは俯き謝罪をするが、デプロはそれを見ていったん落着き謝罪に対して。
「いや。むしろ感謝してる。彼を救ってくれたんだな。ありがとう。」
コンコン―――「おっさん!起きているか?土産もってきた!」
「あ?イロードか?起きてるぞ!!土産?なんだ?」
イロードは後始末を完了させて、首を持ってきた。麻袋から取り出して。
こいつらの首、いくらになる?
と言いながら部屋に入ってくる。
「おいおい、どうしたんだ?これ。」
黒い骸骨の首領の首、加えて副首領の首。それがそこにはあった。
「これか?これはそこの白いのがやったんだよ。懸賞金とか、掛かっていいないのか?」
「は?シロちゃんが?無い無いそれは無い。そんな簡単な相手じゃない。あーかかっているが、金額まで覚えていないな…詰所戻ってから確認するわ」
「事実は、ガキが起きたら聞いてみな。方法に関しては俺らはしゃべらないからな。」
それもそうかと納得しつつも、方法は聞けないのかと考え
「じゃあ、キライはもっていくわ。」
「あ?おいて行っていいぞ?ルンが薬を調合してくれるからそのままでいいぞ?」
「あー…まかせるか。じゃ、これで」
デプロは兵舎に戻るため、酒場を出ていく。
「まってください。デプロさん。」
「坊主なんだ?」
「デプロさん。これ請求書です。」
忘れてた。現実に戻された気分だ。
請求書をみて驚きを隠せない。
(商才は、微妙なところだ。安すぎる…心配だ…)
「ありがとうな。坊主。あとでイロードを詰所に向かわせてくれ。ほかに渡すものもある。」
「了承しました。」
「あと、価格設定したの誰だ?イロードか?」
「ええ。彼が店主なので。加えてオープンなので特別料金という事です。」
「なら…納得だ。標準の価格であれなら、利益がなくて潰れてしまうもんな。」
豪快に笑いながら酒場から出て行く。
その後、全員は地下の修練場に集合する。
「…ごめん…勝手に…動いて…」
「まぁ、今回はシロが完全に悪いわけじゃないな。」
「そうですね。僕らが完全に潰さなかったからっていうのもあります。」
「なんかあった時のためにボクが尾行してたしね。問題があったら止めてたよ♪」
どうやらお叱りはないようだ。
少し安心したが…
「ですが、魔法の無茶な使い方は避けてください。まだちゃんと使いこなせていないんですよ?隠していることはわかります。」
…叱られた。
「…ばれてた…?…」
「お二人を誤魔化せていても、僕は騙されないです。」
「…ごめん…」
ヴィットは上手くごまかしていた。現にイロードとゲルンにはばれていなかった。
身体は冷気に侵され、体温はどんどん低くなっている。
暴走した魔力を無理矢理自分の魔力で抑えていたのだ。
「じゃあシロ。あそこで休むといい。俺の魔力で床の一部に熱をもたせてる。」
「…ありがとう…」
「ボクはイロードと詰所に行ってくるよ♪今回の賞金もらってくるから。なんか他にも話はあるみたいだしね」
「そうだな。朝から酒場も宿も来る人はいないだろう。」
「片付けは僕がやっておきます。ヴィットさんはゆっくり休んでいて下さい。」
「…わかった…じゃ…私は休ませて…もらうね…」
ヴィットはイロードに言われた場所に腰を下ろして眠りにつく。




