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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
2章 ブレリュにて
13/116

magisk kvadrat<<魔方陣>>

2日更新遅れました。

ごめんなさん。


楽しんでいただければ幸いです!



――magisk(マジスカ) kvadrat(カダート)――


ヴィットはビローアに質問する。


「…ビロ…教えてほしい…さっきの水が出てた…あれって…」

「なんですか?水っていうと魔方陣のことですか?」

「…魔方陣…?…」

「そうです。僕の魔力では水分を操ることができますが、水そのものを生み出せるわけではありません。それを解決するための手段です。僕の場合は魔法陣を用いて海につなげて、水を召喚しているのです。」

「…召喚…?…」

「そうです。ヴィットさんの場合も冷気を操ることができても、氷を出すことはできないですよね?」

「…今のところは…」

「僕もです。腕を上げれば出来るようになるかもしれませんが、現状は不可能です。」


ビローアはヴィットに説明する。

現状自分等の魔力を通して直接生成できないものを魔方陣を通して補助している。とのことだ。


ヴィットは考える。自分の冷気を上手く使うために魔方陣を使うか。


その晩、ユキトの空間で彼に相談をする。

彼は、水分を魔力で凍結させるために、魔方陣を川などに接続してそれを用いるのが便利だ、という。

そのことを聞いて、この空間の湖を使用することをユキトに了承を得る。

それからユキトに魔方陣の組み方を学ぶ。


そして、魔方陣を展開し、その魔方陣を展開し冷気を込め雹を飛ばす。

(ヴィット、冷気を単純に充てるだけでは無く、より鋭いものをイメージすることだ。魔法は魔力を必要とするが、大切なのはイメージだ。)

「…イメージ…?…」

(そう、単に込めるのみだと、雹を作るだけだ。槍をイメージすると、あの地下で出したように槍を放出できるのだ。)

「…鋭いもの…」


ユキトをまねて槍をイメージしながら魔方陣に対して、冷気を込めて放つ。

だだ、上手く行かない。

再度行うが直前とは違い、ナイフをイメージする。よく砥がれた、よく尖った、自分の普段使用するナイフをイメージする。

すると、氷で形成されたナイフが飛び交う。


「…上手く…いった…」

(…ふむ。ナイフか。主の得物もナイフか。やはりイメージし易いだろう。)

「…これ…そのまま…」


形成したナイフを握りしめ構えをとり素振りを行う。

普段から使用しているナイフと同様でしっくりくる。

氷柱を形成して作成したナイフの切れ味も試してみる。切れ味でいうと、自分で手入れを行ったナイフと比較してもこの上ない。

するとユキトが近寄ってくる。


ユキトはナイフに魔力を籠め、別途特別な魔方陣を教える。

魔力を籠めたナイフは、滅多なことではなく溶けることは無く、切りつけたものを氷結させることができることだ。

一つ、氷の魔法を習得したのちに目を覚ます。



その後、ヴィットは修練場に向かう。

修練場には先客がいた。

「おはようございます。早いですね。」

「…ビロ…早くない…?…」

「そうでもないですよ?普段通りです。」

「…孤児院に…いた時から…早いよね…」


ヴィットはビローアに手合せをお願いする。非好戦的なビローアとしては気が進まない。

依頼してきた相手のヴィットに関しても普段は好戦的ではないので、手合せに応じる。


今までの手合せでは、魔力を使えなかったヴィットは戦闘開始と同時に攻めて魔力を使用される前に主導権を握るような戦法をとっていた。

今は魔力を使用できるようになったため、別の戦法をとることが可能になった。


対して、ビローアはヴィットの魔力が冷気ということを考え、自分との相性を考える。

単純に考えて自分の魔力は水。攻めたとしても水を逆に利用されてしまう。

自分が主としていたのは水を利用した遠距離戦。


ビローアはヴィットより先に構えをとる。

彼の武装は双棍を持つ。右手には1メートル左手には中棍。1.5メートルの長棍を持ち低く構える。


「近接戦闘はヴィットさんだけの得意分野じゃないです。」

「…ビロが…近接…?…」


そういうとビローアはゆっくりと距離を詰める。

ヴィットはビローアの近接戦闘を見たことがない。双棍を注意する。

材質は木製。単純に殴られた場合のダメージはそこまではないと推測する。


「僕の近接戦闘をお楽しみ下さい。」

長棍で突く。その棍をヴィットはナイフを構えていなかったため素手で流す。


受け流した手は切り傷を負う。

ヴィットは疑問に思う。

(…私の…手…なんで…傷ついて…)

遅れてナイフを構える。


見た目上は何の変哲もない棍だ。見間違えをしているわけではない。

ヴィットは2歩後退する。


「安心してください。大けがしても」

「ボクがいるからって?嬉しいこと言うねビローアは♪まぁ、そこはお姉さんに任せてね♪」

「本当に、神出鬼没ですね。」


ゲルンが気配もなく現れる。

「…ルン…いつから…また…」

「そ♪2秒前だよ。」


ナイフを構えつつ、距離を詰める。

距離を詰めたところに水の塊が飛ぶ。


ヴィットは水をすれすれで回避する。

離れた距離に魔方陣が形成されそこから水が放たれた。


(…こんなことも…できるの…)

感心するが、白い少女の後方から衝撃が走る。


衝撃で宙を舞い、別の水の塊が直撃する。何度か繰り返し、ビローア方へ飛ばされる。

「ヴィットさん。油断駄目ですよ。」

「…っ…」


飛ばされれてきたヴィットの首にビローアの棍が当て、ビローアは一度離れて距離を開ける。

「まだやりましょうか?」

「…まだまだ…やる…」


手合せは早朝から昼前まで続いた。

白い少女は青い少年をジト目でにらむ

「…今まで…手加減してた…?…」

「違いますよ。今までは近距離戦をしないほうが安全だったんですよ。」

「…一回も…勝てなかった…」

「そんなこと言われても困りますよ。」

「…まだ…本気出してない?…」

「僕の実力は人に見せないんです。ヴィットさんもでしょ?」

「…私…の…本気?…」

「ええ。まぁ手抜きとかではなく、何かしらの制限がありそうですが。」

(…ユキトもなんか同じようなことを言言ってった気がする…)



ゲルンにイロードから話があるといわれ全員で一度イロードの部屋に向かう。



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