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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
2章 ブレリュにて
12/116

kallelse<<召喚>>

――kallelse(カレッサ)――


各自、今日からの住処を探索し、1時間後修練場の入り口に集合する。


「…イロ…遅い…」

「悪い悪い!ちょっとルンと話していてな!」

「あれ?ボクはちゃんと時間内に着いたよ♪」

「あー俺、そのあとビローアに」

「僕も先に着いていました。」


遅刻して、ヴィットに睨まれ、ゲルンにニヤニヤされてしまった。ビローアに関しては無関心だが。

イロードは笑って誤魔化し扉を開く。


ここは地下2階。

巨大な空洞が広がる。


「…どうやって…こんなに…」

「まぁ~ボクの実力ですよ♪」

「ゲルンさん。これって、どれくらいの広さで作ったんですか?」

「ん~適当に作ったからわからない♪」


町の地下にこんな巨大な大空洞が作られていると知ったら、領主はなんというのだろう。

まぁ、ばれなければ何も言わらないだろう。


「まず、なんでみんなに修練場まで来てもらったか、だな。シロは知らないだろうが、俺、ビローア、ルン全員が契約系の魔法使いだ。」

「…全員…?…」

「そうです。ヴィットさん。」

「まぁ、シロもそういう才能はあると思ったんだけどな。契約する相手と出会うタイミングがなかったんだな。」



修練場の中央あたりまで移動するとイロードは魔力を槍に込めて解放する。

「本題だ。これから俺らは、四人で孤児院にいた奴らをぶちのめさなきゃいかんだろ?んで。お互いの力を再度認識しておきたいなってな?まだシロにはできないだろうが、自分の魔力を餌に相手を呼び出す。」

槍からは大きな火柱が立つ。そして、焔に包まれた紅蓮の狼が召喚される。

鬣は炎のように燃え盛り、足跡には火柱が発生する。

「こいつが俺の契約した相手だ!」


「次は僕のも見せますね。これが僕の魔力です。あんまり見せたことないんですけどね。」

本を読みながら、魔力を解放する。

ビローアの周囲に魔法陣が浮きその中から大量の水が生成される。

ヴィットは興味深そうに魔法陣を見つめる。

大量の水は形を成し、巨大な円を描くと、その真ん中から水で形成された天色の鯱が飛び出す。


「最後はボクかな♪」

いつも通り、指輪に魔力を籠めクルリと回る。動きに合わせて櫻の花弁が舞う。

「イロードみたいなすごくないかもだけどね♪」

地下空間に大きな巨木が生える。樹齢何百年の樹が目の前に現れる。

「前に言ったかもしれないけど、これがボクのドライアド♪」

身軽にドライアドに登り微笑む。


「…ルン…納得言ってないことが…」

「残念〜秘密だよ♪」


本人に聞けなかったため、ヴィットはビローアに尋ねる。

「…ビロ…あのさ…ドライアドって…木の魔法だよね?…」

「ええ。そうです。」

「…この…空間…ドライアドの力だけだと…思う?…」

「いえ、ゲルンさんは契約と自身の魔力両方を使える珍しいタイプと推測します。」

「…なるほど…それなら…わかるけど…」

(いや…わからないけど…自分の魔力だけでこんな…)

「なになに?ボクに内緒話?感心しないな♪」

「…ルン…教えてくれなかった…」

二人がこそこそと話しているところに後ろから抱きついてニヤニヤしている。

「…さっき…木の上に…いたよね?…」

「抱きつく2秒前に降りてきたよ♪」


「とりあえず!こいつ等が俺らの契約した相手だ!まぁ殆ど呼び出すことは無いと思うがな!単純に大量虐殺、大量破壊をするなら便利だろうけどな?」

「…私も…呼んでみる…どうやればいいの…?…」

「ヴィットさん、お勧めできないです。貴女はさっきまで魔力の暴走を起こしていたんです。」

「あー…やってもいいが、俺も反対だな?シロのは恐らく神獣クラスの相手だろ?俺もそうだが、相手との修行が終わるまでは止めておけ、な?」

(何を緩いこと抜かしている?赤いガキ…神獣クラスだと?なら観ておくべきだ!)

焔に包まれた狼は今にも襲いかかりそうな態勢で睨みつけてくる。

「落ち着けよ!別に俺らが戦うわけじゃあるまいし?」

雄叫びと同時にヴィットは火柱に包まれる。

「…!?…」

「シロ!今すぐ止めろ…俺の仲間だぞ!?」

槍を構え、間合いに入り込む。

(俺には関係あるまい。俺が認めてるのはガキ、お前のみだ!無理矢理引きずり出してやろう…!!)


(…っ…これ…まずい…!?…燃…る…)

(ヴィット…我を…よべ…)

(…ユキト…!?…どうやって…?…)

(魔力を爪に集め…我の真の名を思い浮かべ、形を思い浮かべよ!…暴走などさせぬ!)

(…真の名…わかった…)


ヴィットは言われた通りに魔力を込めてユキトの真の名と姿を思い浮かべる。


媒体の爪は白く輝き、地面には大きな氷塊が発生し、修練場が氷の世界になる。

一際巨大な氷塊からユキトが現れ、ヴィットを包んでいた火柱は凍り付きヴィットを解放する。


グルルルルル…

唸り声を上げる白銀の豹が紅蓮の狼を睨みつける。

その瞬間…氷の槍が狼を襲う。

狼の前には巨大な焔の壁が形成され、槍を溶かす。


「…ユキト…私は…大丈夫…だから…止めて…」

静止されユキトは威嚇したままヴィットの横につく。


(過保護な奴め…俺の思惑通り出てきたな…)

「おいおい…さっきのはわざとなのか?」

(ああ、懐かしいやつの顔を拝みたくてな?)

「…ユキト…しってるの?…」

(顔見知り程度だな…我に対抗出来る少ない相手だ)


「召喚をなぜ行ったのですか?」

「さっき言わなかったか?顔合わせだよ。あいつらと潰し合うならお互いの相性知っておきたいだろ?」

「まぁ、わからないでも無いけどボクは誰でもいいよ♪」

「…私は…イロとは…組みたく無い…その犬恐い…」

「まぁ、殺されかけたらな?」


お互いの契約した相手との対面が済み、お互いの力を再認識するとそれぞれの 魔力を抑え、召喚を終える。




なかなか、物語を進められない…

もう少しテンポよく進めたい そんな今日です!

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