入学式
「そういえば探してた奴とは、あったのか?」
煉がいきなり聞いてきた
「ん?まだだよー。これからクラスや色々調べるつもり。あっ、でも勿論クラスに行かないで空き教室って、場合も考えてその辺も調べるよー」
「そ、そうか…」
煉が少し目を反らす
「???」
私はその反応が分からなくて頭の中が『?』マークで、いっぱいになっている事を知ってか知らずか煉が話を切り替える
「俺も手伝う」
「えっ!?悪いよ」
私は顔の前で手おふる
「手伝う」
煉は何故かむすっとしている
「そ、そう?じゃぁお願いしようかな?」
ニコッと笑う
「うっ」
煉が目を反らす
「そういや今入学式の途中だったな」
煉がおどけたように笑う
入学式が始まった
「えー、それでは 新入生代表 高橋 煉君よろしくお願いします」
「はい」
まさか煉が新入生代表とは、知らなかった
「えっと、ーーーーー」
煉が話しているのにそれを聞かないで後ろの女子は、話している
「ねぇ聞いた?ここの高校に氷王
がいるんだって」
「まじ?あいたーい」
「ねー」
そんな話が聞こえてきた
「ありがとうございました。では次はーーー」
そこで私は我にかえった
「よう!俺の話かっこよかったろ?」
煉が席に帰る途中に言ってくる
「…う、ん」
「何?その間」
煉がつっこんでくる
「あは、アハハハハ…こめん、聞いてなかった」
私は煉が見れなかった
「まじかよ」
苦笑いをうかべる煉
「あ、後でさ一緒にクラス表見に行こ」
私は笑顔と上目使いで煉に言う
「お前…俺を殺すきか…?」
「え?」
「何でもない…そうだな一緒に見るか」
「うん」
煉は席に戻った