第8話、理由
扉が壊れ散らかる職員室でやっと四人は集まった。
「渉はどうしたんだ??」
筧が気付いて問い掛けると巧は下を向いて
「渉は・・・アイツにやられた・・・」
校長室を指差した。扉のしたから真紅の血が床に広がっていた。瑠璃の眼を隠した。憎しみにも恐怖にも似た感情が沸き上がる。一人減った四人でもう誰も死なせないでここから逃げようと決めた。状況は悪くなるばかりだがここで居ても始まらないと思った。放送室行って人を集めよう。
「ザーッ」
校内にアナウンスが響く。
「んっん!校内に残っている人へみんな力を合わせて脱出しよう」
放送をして待つしかない。誰か集まってくれと心から願った。四人で固まって廊下を見つめていた。
「・・・助けてぇ!!」
誰かが走り抜けたと同時に後ろの電気が消えた。またアイツか!!
「逃げるぞ瑠璃!」
「逃げるぞ恵!」
四人は先に走った奴を追い掛けながら逃げた。学校の中を全力疾走しながら四人はどこかの教室に飛び込んだ。アイツは俺達を追い掛けずに先に行った奴を追った。・・・・・
「やっ!やめろ!!あああああ!!!」
叫び声とともに床に何かが落ちる音がした。飛び込んだ教室は何かの資料室のようだった。何かはわからなかったがFAXを発見した。そこからは用紙が出たままになっていた。瑠璃が書いてある文章を読んだ。
「もう時間がない。アイツがまた蘇った。これに気付いたもの達よ早く校内から逃げろ。だって」
なるほど。学校に先生がいないのがわかる。
「俺達は逃げ遅れただんだ」
誰もいない理由がやったわかった。




