第7話、関係と再会
恵が叫ぼうとしたときに巧は口をおさえて
「アイツにバレる」
耳元で言って泣きそうな恵を抱きしめる。職員室の電気がついた。もう出ても大丈夫かな。渉が扉を少し開けて首を出して覗いたとき、電気が消え渉が倒れる。
「大丈夫か!?」
体をひっぱり中に入れると首がなく血が床に広がる。
「きゃぁああ!!」
恵が震えながら尻餅をつく。
「くそぉ!!なんなんだよ!!!」
扉をしめて巧は叫ぶ。恵に近づき隣りに座る。恵は震えている。肩を抱き二人よりそう。初めて見る死体に動揺を隠しきれないが今は自分が取り乱したら駄目だと言い聞かせて恵を抱きしめる。
「大丈夫!大丈夫だから心配するな!俺が守ってやる」
恵は泣きながら抱き付く。優しく抱きしめる。さぁこれからどうするかな。職員室はまだ暗い。筧と離れてからいくら時間がたったかわからないがかなり時間が経過したと思う。巧は大丈夫かな。・・・・・・・・・・
大分背中の痛みが無くなってきた。瑠璃は疲れたのか眠っている。筧にもたれて眠る瑠璃の顔は安心していた。筧はその顔を見て安心していたら職員室の何かが破壊される音がした。びっくりして飛び起きる瑠璃。筧は頭を撫でて
「大丈夫。ここは安全だよ」
瑠璃は筧の胸に顔を埋める。
「先輩少し眼閉じてください。」
筧は眼を閉じる。唇に柔らかい感覚がした。思わず眼を開くと眼を閉じた瑠璃がいる。キスなんて久しぶりだ。
「瑠璃、俺が絶対に守ってやる」
瑠璃は赤面しながら筧に抱き付く。その時、職員室の電気がついた。やっと合流できる。扉を少し開けて外を確認する。もうアイツはいないようだ。・・・・
巧は恵を抱きしめながらいくら時間が流れたかわからないがずっと二人で抱き合っていた。言わずしても二人は心が通い合っていた。その時扉から光りが漏れた。慎重に職員室を覗く。もう何もいない。部屋から恵と共に出ると筧と瑠璃も手をつないで立っていた。




