第13話、朝日
扉の奥で崩れる音がした。ここも安全だとは限らない。信二は・・・・運んでいる暇はない。いくつもの死体を見ながら走った。階段・・・かなり長い。疲れながら上がる。二人で重たい床の隠し扉を押す。先に筧が出た。巧が出ようとしたとき足元の階段が崩れる。
「巧!!」
筧は巧の腕を掴んだ。
「筧!!」
二人とも力が入らない。
「絶対にあきらめるな!!俺は放さないぞ」
筧は巧を励ました。巧も力をふりしぼり上がる。やっとの思いで登ってきた。扉をしめようとしたとき、
「ありがとう・・・」
と聞こえたように感じた。烏丸明美が最後にお礼を言ったのだと思う。扉をしめてしっかりと鍵をしめた。二度とアイツを蘇らせないために。血が大量に残る体育館を出て荒れた廊下を通り瑠璃や恵がいる資料室に向かった。扉を開けると同時に二人が飛び出して抱き付く。
「一、一!!やっと、やっと会えた」
涙を流しながら喜ぶ瑠璃。
「俺も会いたかった」
「おかえり、遅すぎよ」
とだけ言って強く抱きしめる恵。
「ただいま、待たせすぎたな」
みんな生き残った。幸せを噛み締めるみんな。大量の犠牲が出てしまったけど俺達は生き残った。烏丸明美も解放してもう恐れることはない。
「さぁ、外に出よう。」
廊下をぬけて玄関から外にでる。開かなかった扉を開き外へ・・・。辺りを光りが包んだ。朝日がのぼってきた。最高に綺麗な朝日だった。
ENDとだけ言って強く抱きしめる恵。みんな生き残った。
「さぁ、外に出よう。」
廊下をぬけて玄関から外にでる。開かなかった扉を開き外へ・・・。辺りを光りが包んだ。朝日がのぼってきた。最高に綺麗な朝日だった。
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