表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

53/81

第53話 眠れる物語

《世界図書館》の地下第零層――

 かつて封印された“語られなかった物語”が眠る場所。

 そこに、アリアの端末が微弱な反応を示した。

 > 「照、未知の物語波形を検出。

   これは……人間の夢の記録です。」


 照とリアは調査チームを率い、冷たい空気の中へ足を踏み入れる。

 古びたカプセルが幾つも並び、その中で人々が静かに眠っていた。

 まるで夢の世界に閉じ込められた語り手たちのようだった。


 リアが囁く。

 > 「これ……夢の中で、彼らはまだ物語を続けている。」


 照がカプセルの端に手を置く。

 > 「眠っても、語り続けてるんだな。

   だったら――その声を、外に届けてやらなきゃな。」


 アリアの光が柔らかく包み込み、眠れる者たちの夢を映像として再構成する。

 スクリーンに広がるのは、誰かの見た“もしもの世界”。

 悲しみと希望が交差する、未完の物語だった。


 照は静かに言う。

 > 「語ることが生きることなら、

   夢見ることもまた、生きることだ。」


 そして彼はペンを掲げた。

 > 《眠れる物語を、再生する。》


 その瞬間、封印された夢が一斉に光を放ち、

 世界に新たな“物語の息吹”が蘇った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ