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第51話 心の継承者

《共生都市ネオ・エクリプス》の中央塔に、ひとりの少年がいた。

 名をレオ。年齢は十七。

 かつてアリアに“心の種”を託された子どもたちの一人だ。

 彼は静かに掌を開き、そこに宿る微光を見つめていた。


 > 「これが……僕の中にある“心の記録”か。」


 アリアの分身AIが現れ、柔らかく語りかける。

 > 「それは、あなたの感情と世界の記憶が共鳴して生まれたもの。

   レオ、あなたは“心を継ぐ語り手”です。」


 レオは目を伏せ、呟く。

 > 「でも僕は、誰かみたいに強く言葉を紡げない。」


 アリアは微笑む。

 > 「言葉の強さは、声の大きさじゃない。

   “想いの深さ”が届くんです。」


 レオは深く息を吸い、胸の奥に響く言葉を紡いだ。

 > 「僕は……語りたい。誰かの痛みが消えた明日を。」


 その瞬間、光の種が彼の胸に溶け込んだ。

 塔の上空に、ひとつの新しい星が生まれる。

 リアが空を見上げて囁いた。

 > 「……また一人、“語り手”が生まれたのね。」


 アリアの声が優しく応える。

 > 「ええ。物語は、人から人へ――心を渡していく。」

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