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異世界転移した日本の国家運営 ~邪神や魔王も倒します~  作者: よぎそーと
1章 日本異世界転移

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45 滅亡や消滅は逃れたが

 異世界生まれの日本人が2000万人。

 元々の人口とあわせて4000万人。

 数だけ見れば倍増だ。

 しかし、実態を見ると厳しいものがある。



 主戦力だった就職氷河期世代は、もう60~70歳代になる。

 さすがに労働力としては期待出来なくなっている。

 その下の社会の中核になる中年・壮年は、かつて最も人数の少なかった世代。

 質はともかく、量をまかなう事は出来ない。



 これらに続く異世界生まれの世代は、まだ赤子を含めた未成年。

 社会を担うようになるまで時間がかかる。

 このため、老人と呼ばれる高齢者も、まだ働かねばならない状況だった。

 でなければ産業を維持できない。



 このため、人口は増えてるが、日本の勢力拡大にはいたらない。

 まだまだ現状維持を続けねばならない状態だった。

 人口はとにかく確保したが、内情は寂しいもの

である。



 それでも先に希望が見えてるのはありがたい。

 人口減少で消滅という可能性は消えたのだから。

 現状維持が出来ただけでも、今の日本にとっては御の字である。

 異世界で生き残れるのかすら分からなかったのだから。

 規模や勢力の拡大は更に次の世代に持ち越しとなる。



 それでも、勢力範囲の外を放置してるわけではない。

 手が足りないから大がかりな活動が出来ないだけ。

 小規模な偵察は行われている。

 軍の偵察部隊や探索者によって。



 また、将来の侵攻を考えて、勢力範囲外へいたる道も作られていく。

 戦車や装甲車、トラックといった大型車両が通れるように。

 また、航空機の離発着が出来る滑走路の広さも確保していく。

 こういった作業のために、大陸の勢力圏外へと向かう道がいくつも作られていく。

 当然、護衛のために人が集められていく。



 こうした作業には当然民間企業が関わる。

 軍隊の工兵も動くが、大規模な土木作業となると手が足りない。

 どうしても企業の働きが必要になる。



 こうした道は資源地帯へと向かっていく。

 今はまだ採掘する余裕はないが、いずれ必要となる時は必ず来る。

 そのときに少しでも早く採掘が出来るように道を作っていく。



 採掘地と結ぶためだけではなく。

 確認されてる巨大な恐竜の巣。

 そこへ攻め込むためでもある。

 放置していたら、恐竜が際限なく産み出される。

 これを止めるためにも、巨大な恐竜は倒さねばならない。

 その為の準備でもある。



 今ではない未来のために。

 日本は少しずつ動いていく。



 とはいえ周囲は日本の動きを待ってくれるわけもない。

 怪物には怪物の都合がある。

 それによって怪物は動く。


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登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


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