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異世界転移した日本の国家運営 ~邪神や魔王も倒します~  作者: よぎそーと
1章 日本異世界転移

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44 他人のために犠牲にならず、己が楽して生きるために動けば良い、それで世の中は平穏になる

 地球最終世代は、何も子孫のために活動してるわけではない。

 そういう思いもあるにしても。

 最終的には己のために活動している。



 次の世代が文明を担い、仕事をこなす。

 こうならなければ、困るのは自分。

 文明の中で生きて、その中で様々な製品やサービス、娯楽を受け取ってるのだ。

 文明が消えたら、己の生活も崩壊する。

 これが分かってるから、地球最終世代は自分たちの生活を守るために働いた。



 人のために、世の中のためになどとは誰も言わなかった。

 こんな事をいうのは、他人を利用する連中だけ。

 誰かに犠牲を強いて、それを美徳として利用するだけだ。

 背けば極悪非道と罵る事で強制も出来る。

 お国のためにといって特攻隊を強制した軍国主義の日本が良い例だ。

 比較的近い時代でも、会社のためだとかいって仕事を強制するのがあたる。



 結果として、日本の文明水準はどうにか保たれた。

 一人一人が己の持ち場で仕事を完遂させていった。



 その成果が新たに生まれた子供達である。

 子供を育てられるくらいに豊かな状況。

 これを確保出来るくらいに地球最終世代は仕事をこなした。

 おかげで、2000万人の日本人から2000万人の子供が生まれた。



 特にもっとも人口が多かった就職氷河期世代は励んでいた。

 自分たちの上にいるバブル世代や団塊世代が消えていなくなり。

 同世代も大半が消滅した。

 否応なく社会の中核を担う事になる。

 最大の人数となる彼らは、己の生活のために働いた。



 報いも大きかった。

 代わりのいない状況である。

 給料は大幅に増加し、生活が楽になった。

 もちろん、異世界に転移した日本では出せる給料に限界はあったが。

 それでも、今までよりは多くの報酬が手に入るようになった。



 税金も減って社会保障費が無くなったのも大きい。

 使える金が増えた事で生活が楽になった。

 報われなかった世代がようやく報われるようになった。



 とはいえ、氷河期世代が優遇されてるわけではない。

 他の世代もこれは同じだ。

 なので、人並みになったと言うのが正しいだろう。

 しかし、それで誰も文句はいわなかった。

 人並みに扱われた事など無かった者達が、ようやく人間らしくなれたのだから。



 そんな彼らの働きもあり、日本はどうにか現状維持を成し遂げた。

 この成果が異世界第一世代に受け継がれていく。



 ここまでおよそ20年。

 新たな世代を加えた日本は、次の一手をうつために活動を続ける。

 まずは文明を保つために。

 そして、自分たちの生活する場所を守るために。

 危険になりうる者達を排除しに向かう。



 まだ余裕はないので、活動規模は小さなものだ。

 それでも、少しずつ活動範囲をひろげていく。






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