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4 対抗手段、国民皆兵

 魚人の襲撃から身を守るのは簡単ではない。

 なにせ、周囲は海に囲まれている。

 魚人はどこからでも上陸出来る。

 河川をたどれば奥地まで進出出来る。

 どこからでも侵入できる怪物に対して、人はあまりにも少ない。



 そもそも対処できる人間が少数だ。

 魚人に対抗するためには、最低でも拳銃が求められる。

 硬い鱗を貫通するのは銃だ。

 これを持ってるのは警察と自衛隊を含めた少数だ。

 猟銃を持ってる者も含まれるが、日本全体からすればあまりにも少ない。

 こういった者たちだけで、侵入してくる魚人の撃退は不可能だ。



 人々は武装を求めていく。

 魚人のような怪物に対抗する手段を。

 政府もこれには前向きだった。

 一人一人が実を守らねばならなくなったのだ。

 国民の武装は望むところである。

 だが、至急しようにも武器がない。



 日本国内の銃器を集めても、2000万人にいきわたるわけがない。

 新たに製造するにしても、簡単には増やせない。

 何より、製造出来る人間も設備も少ない。



 火薬などを作る余裕もない。

 なにせすぐに使える資源は限られている。

 これらを用いるのはためらわれた。



 なので、比較的簡単に作れて、なおかつ技術や科学を必要としないもの。

 これを量産する事となった。



 候補にあがったのはクロスボウだ。

 比較的簡単にできて、特殊な素材を使う必要がない。

 それでいて殺傷力はそれなりにある。

 また、弓よりも素人に扱いやすい。



 このクロスボウを量産して配布する事が決まった。

 稼働させられる工場や工作機械を使っての量産が始まった。

 ネットを通じて作り方も配布されていった。

 それを見て、各地の工場が製造を開始していく。

 最先端の工作機械がなくても作れるのが強みだ。

 瞬く間にクロスボウは日本中に広がっていった。

 これらが国内に残ったあらゆる人の手に渡り、魚人への抵抗が開始されていく。



 クロスボウだけではない。

 武器になるものを手にとり、人々は魚人との戦いに望んでいく。

 さながら、ファンタジー物語のように。

 現代技術を持ちながらも、戦いそのものは戦国時代のようになっていった。





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