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異世界転移した日本の国家運営 ~邪神や魔王も倒します~  作者: よぎそーと
1章 日本異世界転移

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39 警察の役目

 警察の役目も変わってきている。

 もともと治安を保つのが役目であった。

 だが、この治安維持の必要性が大幅に低下している。

 悪さを起こす者が消えたからだ。



 異世界転移によって1億人余りの日本人が地球に残された。

 これらは地球に縁の強い者達が残された。

 そして、悪さを起こし、問題を作る者もこの中に含まれていた。



 残されたのは、問題を起こさないもの。

 悪さをしないもの。

 当然、犯罪など発生しない。

 犯罪に至らない迷惑行為などもだ。



 こうなると警察は仕事がなくなる。

 悪さをする者を取り締まるのが警察だ。

 だが、そもそもとして悪い事をする人間がいない。

 仕事がなくなるのも当然である。



 そんな警察の仕事も当然変わっていく。

 問題を起こす人間は消えた。

 その代わりに、国内に侵入してくる怪物があらわれた。

 これらへの対処が主な仕事となっていく。

 ものすごく大きく考えれば、治安を乱す原因の排除である。

 怪物が問題や悪さをするなら、これを取り締まるのは当然だ。



 ただ、取り締まる事はない。

 怪物を逮捕する必要がないからだ。

 無傷で確保する必要は無い。

 むしろ、積極的に処分する事が求められる。



 所持していた拳銃で。

 そして、市販されるようになった猟銃で。

 警察は怪物退治に乗り出していくようになる。



 人の住む場所の防衛。

 これが警察の仕事となっていた。



 もちろん、どうしても発生する事故などにも携わる。

 喧嘩や衝突も完全になくなってるわけではない。

 これらの対処もしていく。

 しかし、それよりも怪物退治が警察の主な仕事になっていった。



 しかし、根元の部分は変わらない。

 人々の平穏な生活を守る。

 このために活動する事は変わらない。

 主に人里まで出てきた怪物を撃退する事で、治安と平穏を守る。

 やる事は少し変わっても、目的は今までと同じである。



 軍隊よりも地域や住民に密着して。

 身近な武装集団として警察は人々を守っていた。






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