23 原子力発電と電化社会、ただし制限付き
エネルギーについては、電力の使用も積極的に進められていった。
もちろん、石油を使う火力発電所の多くは操業を停止した。
消費を少しでも減らすために。
代わりに原子力が復活した。
稼働できる発電所の多くが再稼働した。
これだけで、人口2000万人に減った日本の電力需要の全てをまかえた。
水力については、止める事もできないのでそのまま使う事となった。
これもあわせて、日本は電力が過剰な程余るようになっていった。
この電力を遊ばせるのはもったいないと、様々な電化が行われていった。
石油などの消耗を出来るだけおさえるために。
とはいえ、電気自動車などは避ける事となった。
製造の手間に比べて、電化効率が悪いからだ。
電気自動車製造のために、大量の石油などの資源を使ってしまうのが現状だ。
これでは作る意味がない。
また、電気自動車の耐久性の低さも問題だ。
熱帯や寒冷地ではすぐに使えなくなるという。
いずれは解消できる問題かもしれないが、現代の科学や技術ではまだ解決出来ない。
まだまだこれらは、普及してる科学や技術の代わりにならない。
総合的に見れば無駄になる事をやるわけにはいかなかった。
まして、資源が採掘されても、作れるのは1970年くらいのもの。
手に入る資源ではこれくらいの頃の物品が限界だ。
電気自動車など作れるわけもない。
作っても、性能はかなり劣るものとなる。
部分的には2025年の時点で存在している物品も作れるのだが。
かつてのように量産は出来ない。
とにかく手に入るものでやりくりするしかない。
それが今の日本だ。
高度な科学や技術が必要なものを作るといった贅沢はやってられない。
今できる範囲で、やれる事をやる。
これに徹するしかなかった。
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