17 最高でも最強でもなく、最適
兵器の分野でいうなら、必要なものの設計が1年で終わる。
各地から上がってくる意見をもとに、今の状況で必要なものが。
少ない資源で作れるもの。
可能な限り早く作れるもの。
最強ではないが、必要なだけの威力があること。
簡単に作れて、簡単になおせること。
できるだけ少ない人間で使えること。
これらを満たしたものが作られていく。
最初の試作品ができあがっていく。
これらに新しい要素はない。
既に存在してるものの組み合わせだ。
地球であったならば、旧式兵器の再生産となっていただろう。
だが、これで十分だった。
異世界でなら。
最強の性能を求める必要はない。
それではいろいろと過剰になってしまう。
作る手間が増えてしまう。
それは避けねばならなかった。
そして、時間がなかった。
まだ存在しないものを研究して作り出す時間がない。
だから、既にあるものを用いていく。
既にあるものを改造していく。
こうして研究時間を大幅に短縮した。
それでも1年はかかってしまったが。
新兵器の開発と考えると脅威的な早さである。
こうして作れらた兵器を手にして、人々は怪物へと立ち向かっていく。
試験もそこそこに、最低限動くかたちで引き渡されて。
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