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最近全然書けていないので、書かないとストックが……


《そんなに多くの人がこっちに来たのか!?》


あの後茫然自失からなんとか抜け出した俺は、

今はもう魂の一部であるアテネと念話をしていた。


ついでに念話なので口に出さなくてもOKだ。


《そうよ、あの場所に10分設置しておいただけで30人以上も入ってきたわ。》


更によく聞くとどうやら最後に扉をくぐったのは俺たちのようだった。




《そう言えば、カイトたちの世界ではこれってどんなゲームなの?》


《え〜っとまず火、水、地、風、空っていう五つの国の中から一つの国を選んでそこに仕えることになる。そしてそこでしばらく働いた後、世界のどこかにいる魔王を倒す旅に出るんだ。》

                   

《じゃあ基本は同じなのね。でもこっちでは一つの国に一人魔王がいてさらにその上に魔神、邪神がいるわ。》


《まるで魔王のバーゲンセールだな。》


《でもこれでカイトたちに頼らなければいけない訳が分かったでしょ?》


《たしかにボスの数が七倍はきついな。》


《そういう訳でよろしくね、カイト。》




《じゃあ最後に神力の結晶ポテンティアを渡すわね。》


神力の結晶ポテンティア?》


《そう、簡単に言うと神の力で造られたアイテムで一人に一つ与えられるの。もちろん全てが武器ってわけじゃないけど、旅の中で役立つものが多いわ。》


《今までゲーム内で使ってたアイテムじゃ駄目なのか?》


《別にそれでも構わないわ。けれどこっちのほうがワタシたちが力を注いだ分強力なのよ。》


《そしてカイトの神力の結晶ポテンティアはこれ!!》


アテネがそう言うと目の前には一つの指輪が浮かんでいた。

宝石の類がついていないシンプルなタイプだが、

金属の色は少し朱みがかかっている。


《その指輪の名はヴェリタス、能力はアイテムの創造よ。》


《…それなんていうチート?》


《ちーと? どういう意味?》


《まあ、反則みたいなものかな。》


《なるほどね。確かにすごい能力だけど、カイトが使いこなせないようなものは創れないわよ。》


《自分のレベル以上のものは創れないってことか……》


《あとそれはヒヒイロカネで造ってあるから壊れる心配は無いわよ。》


《ヒヒイロカネって…… またすごいものでできてるんだな》



《さて、カイト? それをどの指にはめる?》


《…えっ!?》


《実はその指輪ははめる指によって能力の強さが変わるの。ちなみに一番良いのは左手の薬指よ……っ///》


そこでアテネはさっきのキスを思い出したのか、

顔を真っ赤にして俯いてしまう。


それを見て思い出してしまった俺もきっと顔が赤くなっているだろう。

もとの世界では恋愛に縁が無かったので

こういうことにはほとんど耐性が無いのだ。

ちなみにさっきのが俺にとってもアテネにとっても

生まれて初めてのキスだったりする。


《///……次に効果が高い指は?》


《っ…右手の薬指よ。》


《じゃあとりあえず、そこにはめることにするよ。》


《…………そう。》


アテネが若干残念そうなのが気になったが結局俺は右手の薬指にはめることにした。





ーーー数分後


《そろそろ時間ね、下の世界に降りるわよ。他の人たちもそろそろ集まってるんじゃないかしら。》


《どうやって降りるんだ?》


《大丈夫。それはワタシがやるわ、いくわよ『アドベント!!』》


アテネが呪文らしきものを唱えると、

また最初のように光が広がっていった。





次から登場人物紹介を後書きで書きます。とりあえず海斗、雄貴、雷太の予定

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