表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄とドラゴン  作者: ヒトミ
亡国の王子
23/60

記憶喪失の男[幕間]

私はつい最近、どことも知れない山で倒れていた所を、旅人を名乗る三人組に拾われた。


二人は成人男性、一人は年齢不詳の少女で、三人組のリーダーだという黒髪の男が、ボロボロの状態だったらしい私を見つけ、仁術師(じんじゅつし)だというもう一人の赤茶色をした髪の男性に、治療を頼んでくれたのだそうだ。


私には助けられる前の記憶がなく、日常生活は問題ないが、どこのどんな人物だったのかが見当もつかなかった。


女性の肖像画がおさめられた首飾りだけが、唯一の手がかりだったが、その女性が誰なのかも分からず、正直八方塞がりだったため、助けてくれた恩人たちと、今は行動を共にしている。


黒髪の男シンラ・レントは、三人組のリーダーというだけあって、行動力があり、人を惹きつける魅力をもっていた。その分危なっかしい面もみられ、誰かに似ていると感じる自分に首をかしげた。


仁術師の男性ノア(本当はもっと長い名前らしいが長すぎて本人も覚えてないとのこと)は、森人族(しんじんぞく)という人種で、閉鎖的な国に嫌気がさし、レントがいた国に定住していたところ、レントと仲良くなり、共に旅をしているそうだ。


最後に年齢不詳の少女サクヤ。両目を白い布で覆っているこの少女は、精霊術師(せいれいじゅつし)だという説明をされただけで、いまいちよく分からない存在である。ただ、サクヤの導きでレントは私を見つけたと言っていたから、実質の恩人はサクヤなのかもしれない。


三人には明確な旅の目的があり、私は自身の記憶が戻るまで、その手助けをしようと思っている。


幸い、盾術(たてじゅつ)や武術は身体が覚えていた。足手まといになることはないだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ