勇者パーティを追放されないヒーラーの俺、これからもこのパーティで頑張っていく〜あとからありがとうとか言われても全然遅くないしむしろ嬉しい。このまんまきっと魔王も倒せる〜
駄作!!!!!!!!!!
短い!!!!!!!!!!
追放からのもう遅い系に飽きた?読んでみろよ。飛ぶぞ。つまんなすぎて。
俺はヒーラーのサクヤ。勇者のレオン、魔法使いのハンナ、武闘家のリリーシア、スパイのターニャと一緒に勇者パーティで魔王討伐のための旅をしている。
レオンは気のいい幼馴染で元々剣の扱いがうまく、勇者となってからも俺と一緒にいて、何かと頼りにしてくれる良いやつだ。他のメンバーも、みんな実力も性格も最高の、最強パーティだ。
俺はその中では最弱。だから、暇さえあれば努力していた。自分の身くらいは守れるように、短剣や、少しだけなら攻撃魔法も覚えたし、何より回復魔法の力を高める練習は毎日やっている。だから、俺はみんなにちゃんと認めてもらえていると思っていた。
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「さぁ、今日はAランクの魔物の討伐だ。気張ってくぞ!」
「は、はい…頑張ります…」
自身なさげに答えたのは魔法使いのハンナ。こう見えても、最強の魔法使いで、規格外の魔力量を持つ天才だ。
「アタシも準備バッチリだよ!」
胸を叩いて自信満々に答えたのは武闘家のリリーシア。恵まれた体格と力を努力でさらに磨く、武闘家の鑑だ。
「効きやすい攻撃や急所は調べてあるわ。途中までは馬車が出るらしいし、そのときにでも見てちょうだい。あとレオン、御者の方にこのお菓子を。当然だと言われたとしても、感謝は大切よ。さほど高級なものでもないし、嫌味にはならないわ」
どこからか紙束とクッキーを取り出したのはスパイのターニャ。少しずれているけれど実力と思いやりは本物で、その下調べのお陰で助かったことは数しれない。
「俺も、頑張るよ!」
「よし、みんな気合いは十分、今回もちゃちゃっと倒すぞ!せーの!」
『おー!』
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流石にAランクの魔物。なかなかに強く、俺たちは少し苦戦していた。
「とりゃあっ!えいっ!」
「【エターナルフォースブリザード】!」
「中々攻撃が効かねぇな…サクヤ!もっかい回復!ターニャ、無理に攻撃しなくていい!」
俺は少し深い傷ができてしまったターニャに強めの回復魔法をかけた後、他のみんなにもバフ付きの回復魔法をかけた。
「サンキュ!
聖なる剣よ、その力を我が手に!うぉぉぉぉぉお!」
「【ブリザード・マルチショット】!!!」
「【氷鉄拳】!!!」
レオンの渾身の一撃に、ハンナの大量の氷魔法、リリーシアの全力パンチを受け、炎を纏った獣は倒れた。
だいぶ疲れた様子の彼らに、俺はもう一度回復魔法をかけた。
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帰り道、レオンは伸びをして呟いた。
「今回、頑張ればもう少し早く倒せたかもしれないな」
俺はぎくりとした。多分、俺のせいだ。
「ごめん…俺、もっと、頑張るよ…足引っ張ってごめん」
「何言ってんだ?」
「なんのことですか?」
「なんで?」
「そんなことないわ」
えっ。
「俺は俺に向かって言ったんだよ。お前は役立ってんじゃん。自衛できるし、回復は強いし」
「そうです!バフ回復なかったら、ハンナたち死んでるかもです!」
「そーそー。アンタは足引っ張ってないさ」
「私を助けてくれたのは、他でもないあなたよ。サクヤ」
ああ。他のどこにこんな最高のパーティがあるだろうか。
「ありがと…俺、みんなに認めてもらえるようにもっと頑張るよ」
「はぁ?ありえねぇな」
「えっ…」
「俺たちは最初っから、認めあってるだろ」
レオンは笑った。それにつられて、俺も、みんなも笑顔になる。彼らは、いや、俺たちは、やっぱり最高のパーティだ。
はい、いかがでしたか?一周回って面白かったですか?刺激がなかったですか?質問攻めは嫌いですか?
ヒーラーはだいじ。
エターナルフォースブリザード愛してます(どうでもいい)