表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
色付きの僕  作者: ななし
2/3

2

「すみません!なんで色あんの!?」

小さい顔がない人が声をかけてきた。

「さぁ…なんでだろね」

「なんでなんでー!?」

こちらの話は聞きたくないらしい。嫌いなタイプの子どものようだ。

「あ〜…なんで欲しいのかな?」

「欲しいからじゃん!バカなの!?」

僕の腕をバシバシと叩く。イライラとしてきたが、言い返す度胸は僕にはない。とりあえず、地味に痛いので子どもの手首を強く掴む。

「人のこと叩いちゃダメだよ〜」

「うわっ!触んなよ!色付きが移る!」

なら良いじゃねえか、と思う。別に欲しいから持ってる訳でもないし、あげれるものならあげたいし。ギャーギャーとうるさいので頭を少し強めに叩く。

「子供に何するんですか!」

色がないせいで気づかなかったが、隣に親と思われるのっぺらぼうが立っていた。

「いや、痛かったので」

「黙りなさい、人でなし!これは私の子の分です!」

そこそこ強い張り手が僕の頬に当たる。頬が赤く腫れる。シンプルに痛い。口の中に鉄の味が広がり、上唇がじんじんする。どうやら、切ってしまったようだ。




ムカついたので、親とガキを思いっきり殴ってやった。ガキはともかく親も泣いていた。僕も家に帰ってから泣いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ