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眠りのための処方箋

秋晴れの朝霧に

作者: 薄雪草



今朝 目覚めると

窓辺に秋が来ていた


窓をいっぱいに開けて

風を入れた


白い窓枠の向こうは

朝霧の流れる秋晴れの朝


朝日に輝く道に

ひらりひらり

黄金の葉が舞って

静かに降り積もる



一杯のカフェオレと

焼きりんごを飲み込んで

表に出た

風は涼しさを増して

吐く息は温かい


北西から風が吹いて

色づき始めの葉は梢に揺れている



一枚の葉が離れていくのを追って

手のひらに受け止めてみた

かさりと

静かに収まった


自然は自然のままに


とらえた葉を風に放すと

そのまま飛んでいった


透き通るように青い空に向かって







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― 新着の感想 ―
[良い点] まぎれもなく秋。 よどみのない秋。 文章からこんなにも秋を感じるとは。 日常的で、素敵な風景の詩を読ませていただきました。 ありがとうございます◎
[良い点] もうすっかり秋ですね〜。 温かいものが恋しい季節です。 焼きりんご、美味しそう( *´艸`) 素敵な詩作品を読ませていただきありがとうございました!
2021/10/13 12:40 退会済み
管理
[良い点] 素敵な秋の詩ですね。 秋を肌で感じれる…といいますか、柔らかで美しい作品です。 素敵な詩をありがとうございました。
2021/10/13 10:58 退会済み
管理
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