その他武器編
震天弓
縁の国結の町を治める与一の愛弓。
鮮やかな染料で緑に塗られた大弓。
平家の家臣の中でも弓術に秀でた与一が
朱色の大宮殿の外庭にある武道場で弓の腕を披露した時
先代の平幸隆が激賞し、震天弓を与えたという経緯がある。
与一にしか扱えない一撃必殺の弓。
与一が法力を込めて矢をつがえ、弓を引き絞ることで
広範囲を破壊の力で巻き込む、比類なき光の一矢を撃ち放てる。
強力無比な弓だが、一矢放つ度に
使用者の与一は、ほぼ全ての力を失ってしまう。
気力体力の回復に時間がかかるため
与一が震天弓の矢を放てるのは、一日一矢が限度である。
エクスカリバー
暁の国の国王、アーサー・ペンドラゴンの愛剣。
暁の国を代々治めるペンドラゴン王家に伝わる聖剣で
国王に加護を与える。
エクスカリバーから加護を受けたアーサー王は
聖剣を装備して出陣する時
軍の統率面で大きなプラス効果を受ける。
剣としてのエクスカリバーの特性は
攻防両面に秀でているが、特に防御面に優れ
アーサー王が持つ聖なる力に呼応し、その身体を守る。
聖王が暁の国を統治していくために
エクスカリバーが持つ守護の力は欠かすことができない。
アロンダイト
ランスロットの愛剣。
ランスロットの剛腕でしか扱えない大剣であり
鬼であろうが竜であろうが、その幅広の巨刃にかかれば
木っ端微塵に打ち砕かれる。
元々この剛剣は
暁の国の首都エディンバラの宝物庫に保管されていたのだが
ランスロットの勇猛さを見込み
若き日の彼に、アーサー王がアロンダイトを託したという経緯がある。
月光の腕輪
陰陽師晴明の専用装備。
満月と半月
それに三日月の形に加工された青の霊石がはめ込まれた銀の腕輪で
装備すると陰陽師の法力を飛躍的に高める効果がある。
晴明はまだ若かりし頃、修験道の神である役小角の薫陶を受ける中で
厳しい稽古の日々に身を置いていたのだが
ある日、役小角から修行の見極めを貰い
一定程度の力を身につけた証として、月光の腕輪を託された。
役小角と晴明、師と弟子をつなぐ、絆の逸品と言えよう。
涅槃の錫杖
陰陽師と修験道の神、役小角の専用装備。
役小角が保有する膨大な法力を、更に増大させる効果を持つ。
涅槃の錫杖を装備したときの役小角の力は
恐らく天の国を治める天照や
天岩戸の戦いで絶大な霊力を発揮し、竜次たちを追い込んだ
精霊夢幻をも凌駕する。
天の国における最終試練で
役小角は涅槃の錫杖を用い、咲夜たちに稽古をつけていたが
あの時は随分手心を加えていたのであろう。
そうでなければ咲夜たちは、錫杖から発せられた業火により
一瞬で焼き尽くされていたはずである。