裏工作。
拙い文ですが気楽に読んで頂ければ幸いです。
ファンタジー要素も多いので現実では起きないような事も起こります。ご了承の上お読み下さい。
キィーー..バタンッ...『いらっしゃいませ~♪』
「カフェオレ1つお願いします。」
『畏まりました~~...』 .....
『あら? あなたも抜け出してきたの?』
「え? あぁ、、まだ帰ってなかったんですか、、。」
『フフッ、、随分、暗い表情ね。 イケメンが台無しよ。 ...あなた、あの子の事好きなんでしょ? 』
「何が聞きたいのか分かりませんが、僕に構わないでくれませんか。 あなたと話す気分じゃないので。」
『あら、私にそんなに冷たいことを言っても良いのかしら? 私、あなたの知らないことを沢山知ってるのよ? きっと、私達良い友達になれると思うわ。』
「・・・・・・・。」
『お帰り。ブライアン君。』
『お帰りなさい。ブライアン。』....etc.
『やぁ、待ってたよブライアン君。 君のいない間に昨日の研究結果をデータにして纏めておいたよ。』
「深海教授。 ありがとうございます。 後は僕一人で大丈夫です。 皆さんどうぞ、上がって下さい。」
『あぁ、頼むよ。 それじゃあ、僕達はこれで失礼するけど、何か手伝うことがあったら気軽に言ってくれ。』
「分かりました。 お疲れ様です。」
カタカタ....カタカタカタ...トンッ
ガタッ 「ふぅ....。」
《きっと、私達良い友達になれると思うわ。》
あの女、要注意だな。
『あら、私にそんなに冷たいことを言っても良いのかしら? 私、あなたの知らないことを沢山知ってるのよ? きっと、私達良い友達になれると思うわ。』
「へぇ、、。僕が知りたい情報をあなたが持っていると? とてもそうは見えませんが。」
『な、何よ! 私をバカにする気?! あなたは知らないからそうやって余裕ぶってるんでしょうけど、私の知ってる情報を知ったらそんな余裕なくなっちゃうんだから!』
「・・・・・・。」
『嘘だと思ってるの? 信じようが信じまいが、あなたの勝手だけど。 彼女、珀に捨てられるわよ。』
「へぇ、その理由をあなたが知っていると?」
『(ニヤァ) ええ。 特別に教えてあげる。 その代わり、あなたは彼女が傷付かないよう自分の方に振り向かせなさい。 分かった?』
「・・・・・・。」
『クッ、、返事くらいしなさいよ! 調子が狂うわねぇ、、。 いい? 1度しか言わないから良く聞きなさい。 珀の親はねぇ、あのTmT ホールディングスの、社長と副社長なのよ。』
「クスッ、、何を知っているかと思えば、その程度の事ですか。 そんなの当に知っていますよ。」
『なっ!! あなた知っててそんな悠長にしてるわけ?! もっと、』
「あなたが何を狙っているのか、全く興味はありませんが、迂闊に動き回らない方が身のためですよ。 僕は、僕のやり方で彼女を振り向かせませますので、邪魔だけはしないで下さい。 それではお先に。」 ガタッ、、
『ちょっと! まだ話は終わってな、』
「あぁ、それから。 モモを傷付けるような事はしないで下さいね。 モモが泣くような事があったら、、僕、その相手に何をするか分かりませんので。(ニコッ♡)」
『ーーーッ!』
一応釘はさしておいたが、何をするか分からない。
僕が守らないと。 あの女からも、あの人からも。
あの人がTmT ホールディングス 社長の息子だということは日本に来て直ぐに調べて知っていた。 あの会社の事情についても調べがついている。
あの会社は誰もが認める安定した経営、利益を出しているがその反面、利益にならないと判断した子会社は容赦なく切り捨てる。そこに働いている人間の事なんて一切考えないことで有名だ。 そして、利益になると判断した場合はどんな手を使っても手にいれる。そこに利益以外一切の感情なんて全くない。 徹底した利己主義の持主。 それが、あの人の親だ。
あの人の親が2人の交際を邪魔するならそれで良いと思った。それで2人が別れることになったら、僕にとってそれ程有利なことはない。
でも、モモが不幸になるのは許せない。 モモには自分から望んで僕の所に来てもらう事がベストだ。
「その為には先ず、もっと僕を異性として見てもらわなくちゃね。 クスッ」
《僕は僕のやり方で彼女を振り向かせませますので邪魔だけはしないで下さい。》
『もうッ!! 何なのよ、アイツ!! 私の事をバカにして!!』 バンッ!!
もういいわ! 私は私のやり方で珀を手にいれるんだから!
トントントン....プルルルル....
((ーーはい、...))
『お久しぶりです。 夏音です。 私、お知らせしたいことがありまして、ーーー...... 』
お読み頂き有難うございます。誤字脱字がありましたら直ぐに直しますので教えてください。
参考にさせて頂きますので感想、評価宜しくお願いします。




