お仕置き♡
拙い文ですが気楽に読んで頂ければ幸いです。
ファンタジー要素も多いので現実では起きないような事も起こります。ご了承の上お読み下さい。
パチパチ! パチパチ! ジュ~~ッ...
「ナヨ君、こっちの肉も焼けたよ! はい、どうぞ!」
『わ~~い♪ モグモグ、、ほいひ~~♡』
フフッ、、可愛い奴め。 もっと食うが良い!
皆で持ち寄った食材でバーベキューを始め、私は進んで焼き担当の奉仕係を買って出た。
炭と煙で真っ黒になるがそんなのはどうでも良い。 私は無心になりたいのだ。
『うわ~私、この肉ダメ。 安物の肉っていう感じがして気持ち悪い。ねぇ珀、かいかい駅の近くにカフェがあったからそこでパスタ食べようよ!』
クソッ、、頼むから私の無心を邪魔しないでくれ!
カフェオレを飲みに行ったら大人しくなるかと思ったが、私が皆と一緒に行動していることを良いことに、南さんのワガママは収まる処か寧ろ拍車がかかっている。
しかも、何で先輩にばかりまとわりつくわけ? 安倍さんも南さんの幼馴染みだよね? いくら先輩が日頃時間がなくて一緒に遊べないからと言っても、いい加減先輩に固執しすぎだろ!
『ワガママも大概にしろよ。行きたいなら、お前一人で行け。俺はここで皆と食べる。』
『も~~、本当に冷たいんだからぁ。さっきも言ったでしょ、私が一人で行ったらバカな男が寄ってくるって!』
先輩はワガママを言われる度に、こうして南さんをたしなめているが全然へこたれない。
『じゃあさ、カフェがダメならせめて海の家で何か食べようよ!』
メンタル強!! 私だったらカフェの時点で諦めるよ! いや、カフェオレの時点で諦めるよ!!
ジュ~~ッ...
「・・・・・。」 ...モンモン...
『モモ! モモの好きなナスが焼けたよ! 食べるでしょ?!』
ん?! ナス!! ナス♡大好き~~!!
「食べる~~♪ ありがと、ブライアン! あ! でも今、丁度お肉の返し時で手が離せないんだ。 そこのお皿にのせておいて!」
ブライアンも進んで焼き野菜担当のご奉仕係をしてくれている。
優しいブライアンの事だ。きっと、さっきの私の様子を心配して側に居てくれようとしているんだろう。
ありがとうよ、ブライアン! 君って奴ぁ~ホントに友達思いだな!
グイッ!! ん?
ブライアンが私に近付き、私の口元までナスを差し出してきた。
『はい、あ~~ん♡』
ドキッ!! カァ~~ッ..「ちょ! いいよ、後で食べるから!」
あ~~ん♡とかなんだよ! 思わずドキッとしちゃったじゃないかよ!!
私は見慣れているが、顔面偏差値MAXの君が「あ~~ん♡」とか速死レベルだかんな!! やめろ、天然タラシ!!
『だって、冷めたら美味しくないよ! だから、ね!』
グイッ! 『はい、あ~~ん♡(ニコッ♡)』
うっ、、ここにもメンタル強がいた! 2度目を断るのはブライアンを傷付けそうだし、何よりナスの焼きたての誘惑には抗えない。
えーーいッ、パクッ! モグモグ..「フフッ♡ おいひ~~♡」
頬っぺ、落ちそ♡
『はい、ピーマンも♪』 うほっ!ピーマン♡ パクッ!
ガタッ!! 『モモ! 焼くの変わるよ!!』
ビクッ!! モゴッ、ゴックンッ!!
急に先輩に大声で声を掛けられ、驚いた私は口に入れたばかりのピーマンをそのまま飲み込んでしまった。
「ゲホッ、ゲホゲホッ、、!!」
ヤバい! ピーマンが喉につまった!! し、死ぬ!!
『モモ! 大丈夫?!! これ飲んで!!』 ナデナデ..
「ん゛、ゴクンッ、、、ゼェ、ゼェ、、し、死ぬかと思った~ッ、、」
ナデナデ...ブライアンが心配して背中を撫でてくれる。
グッ! 『ブライアン、俺が変わるから。』 ゼェ、ゼェ、、。
『...ちょっと。 手、離して下さいよ。』 ん?
どうしたのかと思い顔を上げてみると、先輩が私の背中を撫でてくれていたブライアンの腕をつかんで、2人が睨み合っている。
な! どうした?! さっきまで良い感じに距離を保ってたよね?!
「ちょ、ちょっと! どうしたんですか先輩! ブライアンの手を離してあげて下さい!」
ザワザワ...
『どうした? 珀怒ってんの?』『ブライアン君、どうしたんだろ?』
周りの皆もこの不穏な空気に気付き戸惑っているようだ。
『も、モモちゃん! 僕、焼くの変わるから休んでて!あ~あ~、もう手も顔も真っ黒じゃない!早く洗っておいで! 先輩、モモちゃんの付き添いお願いします!』
ナヨ君が私達の間に割って入る。
パッ! 『ナヨ、悪いな。 後、頼む。 モモ、行くぞ。』 グイッ!
「え? あぁ、はい、、。」
ザッザッザッザッ、、、先輩に手を引かれて海の家近くの洗い場に向かう。
何がどうなってこんなことになった? 南さんの事は別として、さっき迄和やかムードでバーベキューを楽しんでいたはず。
それが、何で急に先輩とブライアンが一触即発状態になるの?!
ジャーーッ..『ほら、手を出して。』
「あ、はい。」 う~~ん?どう考えても良くわからん。 まぁ、取り敢えず手を洗うか。 石鹸、石鹸は~~とっ、、
ギュッ、、ムニュムニュ、アワアワ、、 「 !!! 」
先輩が自分の手を私の手に絡ませて、私の手を洗っ、、洗ってる?!!!
ムニュムニュ..ヌルッヌルッ..ヌチャヌチャッ!
な、何だこれ! ヤバい! 手全体で先輩の手の感触を感じる! 暖かさとか、指と指の絡み合いの感触とか、、石鹸のヌルヌル感も相まって、こそばゆくて全身がゾワゾワする!!
グチュ、グチュ...
何か、、何か、凄く!! グチュ、グチュ... エッロ♡!!!
ボッ♡ボボボッッ♡♡
「せ、先輩! も、もう大丈夫です! 綺麗になりましたから!」
『まだ、ダメ。 まだ、綺麗になってない。』 じっ...
えぇ~~ッ! もう綺麗ですってば! それに何でじっと見てくるの?!
この状況で見つめられるとか恥ずかしすぎるんですけど!!
「先輩! もう、勘弁してください! 私、何かムズムズして耐えられません!」 ヌチャ、ヌチャ..
『ダメ。 これは、お仕置きだから。』 ヌチャ、ヌチャ..
「お、お仕置き? な、何のですか??」 ヌチャ、ヌチャ..
きゅ~~~ッ♡...ダメッ、何か体がおかしくなる!!
『ふ~~ん、わからないんだ。 まだ、お仕置きが足りないようだな。』
え? これ以上のお仕置きって何??! フワァ、、え?! 先輩の顔が近づいてくる。
ーーー チュウ♡ ーーー !?
ヌチャヌチャ...チュ..チュッ.. ヌルッ♡
「 !!! 」 し、舌ーーーーーーーー!!!!
お読み頂き有難うございます。誤字脱字がありましたら直ぐに直しますので教えてください。
参考にさせて頂きますので感想、評価宜しくお願いします。




