見えてきたぞ、モモちゃん!
拙い文ですが気楽に読んで頂けると幸いです。 ファンタジー要素が多ので現実では無理がある事も起こります。ご了承の上お読み下さい。
ナヨ君達が帰った夜、一人病室で今後のことを考えてみた。
「元には戻れそうにないしなぁ、、。」
そうなるとモモちゃんとして生きる覚悟が必要だ。
お見舞いに来た大人達やナヨ君と話して行く内に見えてきたこともある。
まず、モモちゃんは両親に激甘で育てられた事で性格に大きな問題があったことがわかった。
モモちゃんは兎に角自分中心の生活をし、周りの事は御構いなしで自分のしたい事をしていた。自分の思い通りにならないと直ぐに癇癪を起こして物を壊したり暴力を振るったりしていたらしい。
好き嫌いも激しくて、お菓子やジャンクフードばかり食べていた結果が今のリアルア●パ●マンだ。
モモちゃん両親はモモちゃんが可愛くて仕方ないく何も問題ないって感じだけど、お見舞いに来た大人達が今の私の話し方や態度を見て「怪我したのは喜ぶ事じゃないけど、これは神のご加護だ!」と病人の前で本気で言ってしまうくらい酷かったんだろう。
そんな感じだから、勿論勉強だってしていない。学校の先生がお見舞いに来てくれたけど、入院中にやるように置いて行った課題は小学1年生のドリルだ。5年生に1年生のドリルって、一体どんだけだよっっ!!
ナヨ君は家が隣同士で、赤ちゃんの頃から一緒に育ったんだって。モモちゃんに振り回されて続けた結果、モモちゃん色に染まってしまったんだろう。ナヨ君ママもちょっとズレてるし、モモちゃんに酷いことされてるのを見ても遊んでるくらいにしか思ってなかったんだろうなぁ。今からでもどうにかしなくっちゃね☆
あと、腕を骨折した時にセナ君をひつこく追いかけ回していた理由もナヨ君がこっそり教えてくれた。
どうやら、モモちゃんはセナ君の事が大好きで日頃からセナ君を追いかけ回し、纏わり付いていたらしい。
あの日もセナ君達が遊んでいたサッカーボールをナヨ君に奪い取ってくる様に命令し、ナヨ君を追って来たセナ君に抱き付いた結果、嫌がったセナ君に手を払われたのだ。
全くもって自業自得だ。本当にゴメン、セナ君。
という事で、このままではろくな人生が待っていない。せっかく手に入った新たな人生だ。どうせだったら前の人生でなし得なかった事を沢山したい。
モモちゃんとして生きて行くためにやる事をモモちゃんママに持って来てもらったノートに書いて行く。
・健康のためにダイエット
・勉強を頑張って将来の選択肢を多くする
・様々な文化や人に触れて広い視野を手に入れる
・色んな習い事をしてみて自分の可能性を高める
・困っている人を見つけたら絶対に力になってあげる
・人の迷惑になるような事はしない
・周りに気を遣える人間になる
・ナヨ君の調教 ...etc.
後半いくつかは当たり前の事だし、なんか程度が低い様な気がするけど元の私には大した教養もないしこれが限界。これから色々付け足して行けばいいしね。
「こんなもんかな。よし、そうとなれば明日からダイエットと勉強を頑張ろっと。」
まずは、よく寝て健全な生活を送らなきゃね!ゴールデンタイム大切だよ!
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