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新しい友達だよ、モモちゃん!

拙い文ですが気楽に読んで頂けると幸いです。 ファンタジー要素が多ので現実では無理がある事も起こります。ご了承の上お読み下さい。

「さぁさぁどうぞ、ここに座って!」


私はユナちゃんを招き入れてイスを進めた。

ナヨ君にお願いしてユナちゃんにもお茶を出して貰う。ナヨ君は二人の秘密基地に他の子を入れる事に余り気乗りじゃないようだったけど、可愛くお願いして了承してもらったよ♡・・・え?中身は39歳、体重70㌔の小デブだけど何か?!



「いゃぁ〜本当に助かったよぉ、復学したらちゃんと勉強するって決めてたからユナちゃんが届けてくれなかったら、初日から躓くところだったよ。ありがとうね!」

『ううん!私も勇気を出して届けに来て良かった!今日ここに来てなかったら広瀬さんのこと誤解したままだったもの!』


ユナちゃんは4年生の途中で転校してきて、今回が初めての同クラだから私との接点は余り無かったんだって。

でも、皆んなから聞いた噂と私が入院する前までの4カ月間を見てて、私に対してかなりの恐怖感を持っていたらしい。

あ、殺人は犯してなかったよ!いつも一緒に行動していたナヨ君にこっそり聞いたら「してないよ」ってちゃんと言ってくれたもん!



ユナちゃんは少しおっとりしてるけど、とっても良い子だ。色んな噂がある私に対して、ちゃんと向き合おうとしてくれた。

「モモって呼んで良いよ!」って言ったら、すずのような可愛い声で『モモちゃん』って言ってくれたんだ!



私達は妙に居心地がいい秘密基地でお茶を飲みながら、テレビの話や学校の話をして楽しい時間を過ごした。ナヨ君も最後の方はユナちゃんと打ち解けてたよ。ナヨ君にも私以外の友達が必要だ。

これから沢山の人に出会い、沢山の事を学んで、色んな考え方を身に付ける。そうやって、視野を広げていけばナヨ君の偏った考え方も変わって行くはずだよね。



「今日は、セナ君にもちゃんと謝れたし、ユナちゃんとも友達になれたし凄く良い一日だったな。

予習も復習もバッチリだし、日記も書いた。そろそろ寝るとするか。」


私は、モモちゃんの記憶がもどって、もし今の私の記憶がなくなったとしても、モモちゃんがその先真っ当な生活が出来るように毎日日記を書くことにした。












生活リズムを体に叩きつける。


毎朝6時には起床し、朝学30分の後、モモちゃんパパと一緒に30分のジョギング。


食事は栄養バランスを考えたメニューで、適量を

頂く。


授業はしっかり真面目に受け、学校から帰ってきたらナヨ君と宿題をし、予習復習を行う。少しはナヨ君やユナちゃんと遊ぶけどね。友達のお付き合いも大事大事。


休日の午前中は友達と遊ぶ時間に当て、午後からは勉強と習い事。昔から興味のあった日本舞踊と剣道を始めたんだよ!剣道はナヨ君も一緒にやる事になったんだ。

同じ道場にセナ君がいたのにはビックリしたけどね。

また、ストーキングしてるって誤解してなければいいけど。


夕方はモモちゃんママと一緒にウオーキングとヨガをする。勿論、私は病院の先生から指示されている筋トレも忘れずに行うよ!


夕御飯を食べお風呂に入った後は、家族の団欒時間を取り、後はプライベートな時間だ。


プライベート時間と言っても、勉強や読書もして教養を身につけて行く。




そんな日々を送っていたらあっという間に時間は過ぎ復学してから半年が過ぎてしまった。

明日から私は6年生になる。

39歳の自分の子供時代は1日1日がもっと長がく感じてた記憶がある。何か目的を持って日々を送ると時間はいくらあっても足りない。



ナヨ君とユナちゃんとは相変わらず仲良しだ。

セナ君とは席が離れて、必要がある時以外は余り関わらないようにしている。席は復学後初めての席替えの時に他の子と同じ対応をしてもらうことにしたんだ。

今まで散々迷惑をかけてきたんだから私に対して苦手意識もあるだろう。彼は良い子だから態度に出さないけど、今まで我慢してきた分そっとしてあげる方が得策だと考えた。

そぉそぉ、他の生徒の態度にも変化が現れてきたんだよ!初めて話す時は誰もがビクついてて申し訳ない気持ちになったけど、次からは向こうからも話しかけてくれる。そんな時は毎回涙が出そうだった。一部の生徒はまだまだ私に対して苦手意識を持っているけど、私と普通に話せる子が多くなってきたのは喜ばしい事だ。


毎日の規則正しい生活と運動のおかげで、体重も60㌔まで落ちた。身長も160cmまで伸びてギリギリ標準体型になったんだよ。

肌のくすみも取れ、体調もすこぶる良い。


春休み中に今までボサボサだった髪も綺麗にしてもらって、服も新調してもらった。

実は、今まで服はモモちゃんママのお古や、100㌔時代のダボダボの服を来ていた。後は基本体育ジャージ。モモちゃん両親はちゃんと買ってくれようとしたけど痩せてる途中に服を買うのはもったいなくて遠慮した。もう少し体重は減らしたいけど今回は流石に限界を感じてきてね、、。



そんな分けて準備は万端だ。

小学校最後の年、悔いのないように楽しもう。そして中学に向けて精一杯頑張らなきゃ。









お読み頂きありがとうございます。 感想、評価など頂ければ今後の励みになります。 誤字脱字などありましたら直ぐに修正しますので教えてください。

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