本屋にて。
本屋をウロウロしていたら。気づくとタイトルに"死"とか"生き方"という字が入っている本ばかりを本を手に取っていました。
そこはガンで亡くなった方々の本もたくさん並ぶコーナー。夫の今後も心配でならないし、その時に私たち家族がどう受け止めるのか、どう乗り越えるのか、ということも心配です。
今のところ夫は普通に生活しているので、このようなことを思うのは誠に失礼だと思いますが、先に逝く確率がすっかり高くなってしまった今、私はその事実に無意識に向き合おうとしている気がします。
せめて子供たちが大学生になるまで、できれば社会人になるまで、もっと欲を言えば家庭を持つまで。もっともっと願うなら、その時まで今の仕事をしているかわかりませんが、定年を迎える年齢まで…と願ってやみません。ずいぶん昔、「神様、あと少しだけ」というタイトルのドラマがありましたが、まさにそんな心境です。
今はまだ残された時間を知らされているわけではないので、これからを少しでもよりよく過ごしたいと感じています。そのためには、関係修復も必要だと感じています。
原因は色々ですがこの20年余り、ケンカもたくさんしてきたことで、私は夫とケンカにならないよう、どこか恐る恐るといった感じで当たり障りのないように接する癖がついてしまっているんです。
夫の行動に腹を立て、居直られるときと謝ってくれるときと半々で、謝ってくれてもスッキリと忘れることができないという私の思考の癖にも問題があるとは思います。そんな具合なのでちょっとしたことで過去のことを思い出してイライラしてしまうので、優しくなれないんです。
残された時間を知らされる前に一歩ずつできることをやっていこうと思います。




