好きなことをさせてあげたい。
仕事の負荷を感じ、体調も思わしくないまま時間だけが過ぎていっています。
そんな中、やはり会社を辞めたいということをたびたび言う夫。
退職すれば、会社の持ち株を持っている必要もなくなるので、売却することができます。ある程度の金額になるので、それを何か残る形にしたいと、少し具体的な話をしています。
今の私にできることは、夫が仕事を辞めると本当に決めたときに、受け入れられる状況を作ること。というのは、経済的な面が一番です。何せ、これから数年間は子供たちにかなりの学費がかかるので。
そこで最近、少しずつ働き始めました。働くということは自己肯定感のためでもあるのですが、少しでも私が稼ぐことができるということで、夫の退職を頭ごなしに反対せずに受け入れたいと思ったので。
腎臓が一つだけになってしまった夫がいつまで普通の生活ができるかわかりません。ならば、好きなように生活させてあげるのが、せめてもの役割だと考えました。普通の生活ができるうちに、少しでも好きなことをさせてやりたい。
社会欲の強い夫は、いずれは社長の座を、などと言っていましたが、今は夫の欲しいものはそれではなくなっています。
そしてそろそろ、もう一つガンの疑いのある、前立腺の検査も受けることになります。この検査の結果次第で、状況が大きく変わると思われます。
ドキドキ、ヒヤヒヤの夏です。




