032
エイプリルフールと言うことで ネタ!と思って 準備してたのですが・・・・。
実は 結構先まで 書き溜めがあるのですが 今 書いてる時点での状況で ネタを書いちゃったものなので 投稿している話に出てきてない人が出てきたりで・・・・。
私って おバカです・・・。
お蔵入りです・・・・。
まあ せっかく 書いたので そのうち 投稿したいと思います。
「うちに泊まっていきなさい!」
「なんだ、そんなことかよ。だったら マリアとシオンさんも呼んでくるよ」
「・・・・・・」
あれ?俯いて 肩がフルフルしてるぞ?
「食事はたくさんで食べた方が美味しいし きっと スズちゃんも喜ぶだろうし」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・バカ」
「ん?」
「バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ バカ ナオキさんのバーーーーーカ!」
「バカって」
「わかってます!わかってましたよ!あなたが そういう人って わかってました!だから、だからって・・・・」
「ゴメン」
「だから、謝らないで!余計に惨めよ」
サヤは俺の胸に抱きつき 泣き出してしまった。ラノベの主人公ほど 鈍感ではないし サヤのことは 理解している。だけど、お互いの気持ちに素直になることはできない、サヤの気持ちに答えてやることはできない。どうすれば いいのか わからず はぐらかしてしまったのだ。サヤは 一頻り泣き 俺から離れ 目を真っ赤にしながらも 笑顔で
「ちょっと 困らせたかっただけなのに あなたの反応が予想通り過ぎて 私もだんだん ムキになっちゃって・・・ごめんなさい」
「俺の方こそ・・・どうすればいいのかわからなくてその・・・」
「いいのよ。今のは私が悪かったの。さあ 2人を呼んできなさいな。その間に 薬の準備もしておくから」
そう言われた俺は家を追い出された。とぼとぼ 町長の家に向かいながら考える。本当にどうすれば。サヤどころか マリアやシオンさんの気持ちにだって 答えることはできない。俺は帰らなければならないのだから。シオンさんは付いてくる気満々だが 連れて帰れるのかもわからないし。そもそも帰れるかどうかも・・・。
俺ってこんなに 気の多い人間だったのか・・・。
勇者だから 寄ってくる女性も少なくはないが だけど、今 この町に居る3人の女性は 俺自身のことを慕ってくれている。・・・と思う。俺もこの3人を特別に思っている。誰か1人を選べと言われれば おそらく マリアを選ぶだろうが 2人を傷付けることもできないだろう。結局、誰も選べなくなる。今の関係性を壊したくない 誰も失いたくない 俺の身勝手で みんなを振り回しているだけだ。卑怯者なだけだ。
駄目だ。考えれば考えるほど鬱になってくる。とにかく 今は 今しなければ ならないことだけを考えよう。
何の解決策も方針も見つけられないまま町長の家にとつく。2人を呼び出してもらっが出てきたのはシオンさんだけだった。
「マリアは?」
「先程 お休みになられました」
「シオンさんは休まなくていいの?」
「私は・・・・」
「侍女だから?」
シオンさんの言葉を遮り聞いてみた。
「はい、当然です。それにしても やはりナオキ様は意地悪ですね」
「ハハハハ、ゴメン。でも本当に無理しないでよ」
「ありがとうございます。ですが それはナオキ様もですよ。何かありましたか?ひどい表情をなさっています」
どうも まだ鬱を引きずっていたようだ。
「俺は大丈夫だよ」
全くのカラ元気。そんなことで シオンさんを誤魔化せる訳もなく。
「ナオキ様は 強大なお力をお持ちでお1人で何でもできるのでしょう。力で押さえつけ人の心までも意のままにできるかもしれません。ですが ナオキ様は その様なことは なさらないでしょう?お1人で どうにもできないことは 人を頼っても良いと思います」
シオンさんは 俺のために 俺の心に踏み込んでくれているのだろう。
「・・・・少し歩こうか」
人の家の玄関先でする話でもないと思い シオンさんを連れ出し 町を歩くことにした。だが、切り出すこともできず 黙ったまま ただ、歩くことしかできずにいる。
「ナオキ様、私は侍女です。主人の秘密を守る義務がございます。それに、シオン 個人としても できればナオキ様のお役にたちたい思っています」
「シオンさん ありがとう・・・・・えっと・・・・俺 このままでいいのかなって・・・・」
どう言っていいのかわからず ザックリした説明になるが シオンさんは ほぼ 理解してくれたようで
「いいと 思います。」
「えっ?」
「ナオキ様はそのままで 良いと思います。ナオキ様の優しさにつけこんで付きまとっているのは私達のほうなのですから」
「いやいや、つけこんでるって そんなことないでしょ?俺は その・・・みんなのこと・・・す、すきなんだ。だから 誰かを選ぶこともせず 俺のほうこそ みんなの好意につけこんでるんだよ」
「では お互い様と言うことで いいんじゃないですか?それに 私達は 誰が選ばれたとしても 素直には祝福できないかもしれませんが 恨んだりもしませんよ」
誰かを選ぶ・・・だが俺は・・・。
「俺は 帰らなくちゃいけないんだ。だから 誰も選べない。わかっているのに みんなの好意を・・・・」
「では 私の勝ちですね。私はナオキ様の世界までお供する覚悟がございます」
「一緒に 帰れるかどうかは・・・2人で召還魔法に入れるかわからないよ」
「大丈夫です。私は ナオキ様の侍女ですから」
町長の家に戻るとマリアは起きていた。サヤに薬を作ってもらうことや 今晩 サヤの家に世話になることを伝え 向かうことになった。
「それで サヤさんに薬を作ってもらうことになったのですね」
「そうだよ」
「方法も人選も間違ってはいないと思いますが 釈然としません」
だから、マリアもシオンさんもそんな目で俺を見ないで!2人の視線に いたたまれなくなり 話題を強引に変える。
「マリアは ゆっくり休めた?」
「ええ、お蔭様で」
確かにマリアを見れば 魔力はほど 全快に戻っているようだ。だからと言って この時間から森に入るわけにも行かない。それに シオンさんは ほとんど休んでないようだし、しかも彼女は あまり表情が表に出ないので 見た目では良くわからない。
サヤの家に着き、ドアをノックすると スズちゃんが出迎えてくれた。
「お兄ちゃん お姉ちゃん いらっしゃい!こっち こっち!」
見覚えのあるリビングに通される。
「サヤさん お世話になります。わ・た・く・しのナオキ様が 無理を言って申し訳ありません」
「無理だなんて そんなことないです。私のナオキさんのためですもの」
あぅ 会うなり火花が 散っています。みんな仲良くしてください。小競り合いが終わり
「それじゃあ 夕食の準備をしてくるわね」
「サヤ様 お手伝いいたします」
サヤとシオンさんは台所へと消えていった。サヤの様子から 心配はないのだろうと推測できるが 気になるので スズちゃんに 聞いてみる。
「お母さんの様子は どうだい?」
「まだ、寝たままなの。お腹の中が 落ち着くまで2,3日魔法で 眠らしておくんだって」
「そっか。早くお母さんと お話できるように なったらいいね」
「うん!」
夕食が始まり スズちゃんは気になっていたのか サヤに質問をした。
「お姉ちゃん 森の泉の話って 嘘なの?」
「当たり前でしょ それで 病気が治るなら 私は医者を辞めて 水を売り歩くわよ」
残念そうな表情をするスズちゃん。ここは、スズちゃんを慰めるためにも 俺の博識を披露しよう!
「一概に 嘘とも言えないぞ」
「えっ 本当?」
「ナオキさん スズにあまり いい加減なこと言わないでね」
表情を明るくするスズちゃんに対し 胡散臭そうな物を見るような視線を送ってくるサヤ。
「えーと 確か・・・・フラボノは ガムか?パブロフは 犬で・・・シュールレディーは 猫でもなく神原か・・・。なんだっけ?」
「なんだっけ と言われても・・・」
みんなの視線が痛い。
「とにかく 名前は忘れたけど なんとか効果ってあって それは 何の効果もない 薬をよく効く薬だと言って飲ませると その効果が出てくるって 話なんだ。まあ、全ての病気に効果が有るわけではないだろうし 精神状態とかにもよるのだろうけど」
「へー!お兄ちゃん すごーい。何でも知ってるんだね」
「何でもは知らないよ、知ってることって そこの女子3人 そんな目で見ないように!本当だよ、嘘ついてないよ・・・・」
泣きそうだ。
その後も楽しく食事の時間を過ごした。さっきは 苦し紛れに出た言葉だが 本当にみんなでの食事は楽しかった。ナオキは この時の食事のことを忘れることができなくなる と言えば何かの伏線のようだが そんなことはなく ただ、単に本当に楽しかったのだ。だって、美女3人と可愛い幼女に囲まれての食事なんて 男一生の夢だろう?
食事も終え 食後のお茶を飲む頃には スズちゃんは 疲れが抜け切っていないのか ウトウトし始めたので そのまま部屋に連れて行き寝かしつけた。サヤとシオンさんは 後片付けに 台所へと向かった。
「シオンさんは ナオキさんとマリア様を二人っきりにしていいの?」
「私は ナオキ様の侍女ですが雇い主は 王家です。主に花を持たせるのもまた、侍女の務めですので」
「あなたも なかなか苦労するわね」
「そうでもありませんよ。ナオキ様が元の世界にお帰りになることができた際 お供できるのは 立場上 私だけですので」
真顔で答えるシオンだが その目は妖しく光っていた。
「あなた、意外に 腹黒いわね」
サヤもさすがに 軽く引いてしまった。
ナオキさんが 思い出せなかったのは プラシーボ効果とかプラセボ効果言われるものだと思います。
「偽薬」とも言われ ナオキさんが言っていたように 効果のないものも 偽って飲ませると その効果が出ることがある みたいな感じだったかと?
頭痛薬や睡眠薬のような きつい薬を 継続的に服用している人に 処方されることがあるらしいです。
シュールレディーは 某ヴァルハラコンビの神原さんが コメンタリーで使ってたネタです・・・・彼女は シュレーディンガーの猫と 言いたかったらしいです。




