Episode 2 まさかのハプニング!
講義が終わったあと、私と葵ちゃんは、一緒に学食に行ってランチを食べた。
葵ちゃんは、私より身長が小さくて、
多分150センチ無いと思う。
胸がちっちゃいのは、洋服の上からでも良くわかった。
髪は、綺麗な黒髪で腰近くまであると思う。
良く伸ばしたなあ……
あんな長いのに傷んで無さそうなのが凄い。
ぱっつんな前髪も良く似合ってる。
眼鏡だてかなあ?
赤フレームの眼鏡がやけに可愛い。
お色気キャラでは、無いけど
ちょっとロリな感じの美少女。
私は、直感的に葵ちゃんと仲良くなりたいと思った。
◇
私達は、好きなアニメが結構共通していた。
私は、同じアニメが好きな人を無条件で好きになる傾向がある。
アニメの好みって大事だよね。
私達は、すっかり意気投合してお友達になれた。
良かった。学校で友達できて。
聞けば葵ちゃんも私が学校での最初の友達らしい。
きっと私達、何かの縁があったんだね。
◇
授業が終わり、私達は、学校にある広場で一緒にお菓子を食べてから帰る事にした。
コンビニで沢山のお菓子とジュースを買い込んでベンチに座る。
そして二人の間に沢山のお菓子を広げてちょっとした宴会? のような感じ。
私は、暖かいレモンティー、
葵ちゃんは、ミルクティーで、
「「カンパーイ!」」
ポコンッ…
私達は、ペットボトルをぶつけ合った。
◇
私は、お菓子を食べる時、
ポテトチップみたいなしょっぱいのと、チョコレート系の甘いお菓子を交互に食べる。
そうやって食べてるとエンドレスにお菓子を食べ続けられるから。
でも、最近発見したのは、バターたっぷりな甘いホワイトチョコレートを口に入れて、丁度溶けてきた位のタイミングでポテトチップを口に入れると凄く美味しいという事。
なんと言うか、甘味としょっぱ味が絶妙にマッチすると言いますか……
二人は、しばらくの間、無言でお菓子を食べ続けた。
◇
私は、お菓子を食べながら考えていた。
葵ちゃんは、たぶん私の事を女の子だと思っている。
せっかく友達になったんだし、
ここは、早めにカミングアウトしておくべきだよね。
私、男なんですよって……
そんな事を考えていると葵ちゃんが話掛けてきた。
「響って、可愛いしモテそうだよねえ」
「え、えぇ?モ、モテないよ、モテなくていいし」
私は、口の中のポテトチップを吹きそうになった。
「響って彼氏いないの?」
「そ、そんなのいないに決まってるじゃん!」
「そうなんだあ~」
せっかく男だって言おうとしたのに……
言いにくいじゃん!
「葵ちゃんは、彼氏いないの?」
「うん、私まだ付き合った事ないし……」
「ふ~ん……」
「響は、ある?」
「う、うん、私は……あるかな」
「ええ~、本当、どんな人お?」
「え、普通の子だよ。クラスの女子の中では、平均くらいの見た目かなあ?」
一瞬、微妙な間があった
「…………」
「…………」
「そ、そうなんだ……響ってそっちの趣味なんだ」
え?いや……違くて……
「なーんだ、早く言ってよー。平気だよ、私は、そういうの」
いやいや、だから……
そーじゃなくて……
「いいよねえ、女同士って。男ってさあ、ほんとガツガツしてるしー」
いや、私男だから……
「ちょっと待って、葵ちゃん」
「え、なあに?」
「あのね、私男だから……」
「きゃはは……何言ってんの響ぃ~」
「いや、ほんとだから……」
じーーーーー
葵ちゃんが完全に疑いの目で私を見ている。
「じゃあ証拠見せて貰うね!」
ぺらん……
それは、突然の事だった。
なんと葵ちゃんは、私のワンピースの裾をめくり上げたのです。
「な、な、な、な……」
私は、レモンティーとポテトチップで両手がふさがっていた上に、びっくりして少しの間固まってしまった。
じーーーーー
葵ちゃんが私のパンツをガン見してる。
「白のパンツ可愛いね、響の嘘つき。全然パンツ膨らんでないし」
グサッ…
そ、それは、私のアレが小さいだけで……
「こんなちっちゃいパンツ履いてたら、男の人ならはみ出しちゃうよ~、きゃはは」
グサリッ……
こんなちっちゃいパンツに収まっちゃうんだよー、私のは。
「見ろよー、あの子パンツ見えてるぜ!」
遠くから大学の男子の声が聞こえた。
カァァァァ……
こ、これは、ちょっと恥ずかしい……
「あ、葵ちゃん、もうスカート下げてよー!」
「きゃはは、ごめんごめん」
もう……
どっちでもいいや
私は、この日
カミングアウトする事を
あきらめた。