第4話 運命とは?
すごい調子が狂う。 この世界はレベルがおかしい。銃器がない時点で現代日本より結構遅れてるが…第一銃器使ってないし。正直使徒化でドラゴンも普通に倒せるとは思ってなかった。この世界のバランスよ… すごい微妙なんだか…でもいい場所ではある。
『へぇ…。西の方から… 私と同じですね〜』
今俺の隣にいる女性だ。名前はアル。超美少女で助けてあげた人だ。
『しかしあの強さは凄いですね… ほんとに人間なんですか?(ニコッ)』
おいおい可愛いな…天使かよ。 でも強さか… 確かに人間辞めてます。使徒なんで。転生者なんで。はい。とは言えんしな…どう言ったらいいんだ?この先。すると、
『ねぇ、スイメイさん。今付き合ってる人とかいるんですか?』
「ん?いないけど?」
いきなり何言っちゃってんの?!?向こうじゃ恋愛する暇なかったんだよ!仕事ばっかりで!はぁ… 虚しい…
『ほっ…。 スイメイさん。………… 貴方の恋人に立候補してもいいですか?』
ん?へ?今なんと言った?何言っちゃってんの?この人?
「い、今なんと?」
『だから、スイメイさんの恋人に立候補してもいいですか?って言ったんです!』
「ま、まじですか?」
『大まじです。私と付き合ってください!』
「ちょっと待って!?俺に惚れるとこあった?ん?まだ会って3時間ぐらいなんだが?」
『スイメイさん、私を助けてくれたじゃないですか!命がけで!いや命がけなのかな?一瞬だったし?いやもういいです!惚れました!付き合ってください!』
「まだ会ったばっかりですし… 結論はもう少し経ってからにしません?僕極悪人かもしれませんよ?」
話し方戻っちゃった… やばい!嬉しい!けど超動揺してる…
『そんなわけないじゃないですか!それとも…私じゃダメですか?』(上目遣い…)
うぉ!?それはずるい!可愛すぎでしょ!?天使か?いや天使だな?いやそれは置いといて。
「とりあえず一緒に冒険しませんか?そこから決めましょう!うん!そうしましょう!」
『むぅ〜。まあ分かりました!絶対私の事好きにさせてあげます!』
いやもう十分好きなんだけどね。いやー。我ながらチョロい。
「そろそろギルドですね… 行きましょうか」
して、ギルド内。
『えぇえぇぇぇぇぇ!?はぁぁぁぁぁあ?嘘でしょ?伝説級のドラゴンを…!?一撃!?』
『えぇ!そうなんですよ!スイメイさん凄かったんです!気がついたらこう、血がバーって!』
『そ、それはまた… ってそうじゃなくて!ほんと何者なんですか!?あなたは!』
『ドラゴンを一撃だとよ…』by冒険者A 『ザワザワ…』byその他大勢
どーしてこうなった…? 受付に行って討伐を伝えたまではよかった。狼みたいなのを10匹。その後だ。
『このスイメイさん、その後15m越えのドラゴンを一撃で倒したんです!はい!これドラゴンの鱗です!』
『いやー。からかうのもいい加減にね… んーっと。どれどれ…?ってこれ本物じゃん!?』
して上に戻る。 言わないといけないんだろうか、声がでかすぎる。冗談じゃない。
これあれだ。自分の武勇伝を他人が超大声で叫びまくるって奴… 恥ずっ!?
というか一撃じゃないし。三千撃だし。? ほら。周りからやばいやつ確定みたいに…
『あの時のスイメイさん…ほんとかっこよかったです〜!あぁ…もう!ほんとに大好きです!』
『!?!?!?!?』 by冒険者の方々and 受付嬢さん。
『あいつなんなんだよ…?俺のアルちゃんを…』by冒険者A and B
『ふざけやがって…覚えてろよ…!』by冒険者C and D
今言うかそれ!? 周りの目が痛い。絶対地雷踏み抜いたよ… いやわかってたよ?アルって可愛いし。絶対人気だもん!モテないとおかしいし。
『は!スイメイさん。本当にあなたが討伐したんですね?』
「は、はい!そうですが…?」
『ギルド長ー!すいません、ちょっといいですかー!? うわ!? (ガッシャーン…)』
いきなり立ってこけてるよこの人… 大丈夫か?
『は、はい!ギルド長!はい!そーなんです!へ?報奨金?えぇ…!?足りますかね…』
『どれぐらいもらえるんでしょうね〜?二人の旅の経費ですね!』
『ザワッッ!?』by冒険者達。
くそ。可愛いなこのやろー。でも今言うかそれ?うぅ…周りから変な目で見られる…
『た、大変お待たせしました…!(ドサッ)ほ、報奨金の金貨50万枚です!これ一生遊んでお釣りが出ますよ!?』
『ザワッ!?!?!?!?』by冒険者達
おい。今のトドメの一撃。いやいや。多くね?でかくね?しかも金貨50万って…金貨1枚10000円として…5億!?いや50億か?計算が…というかどこおくよこれ。今宿暮らしなんですが…絶対取られるよね。しかめ冒険者の目がなんか輝いてる…怖いよ?金の亡者かな?
『ごっ、50万っ!? えっ?』
アルさんもめっちゃ驚いてるし。目が見開かれて?いる…
「あー。すいません。100枚だけ頂いて、あとは預けてもいいですか?重いですし。」
『あ!わかりました!ではご利用の時は言ってくださいね!』
しかし50億か… どう使えばいいんだ?これ。使い道というか…俺、魔王倒すんだよね…?
武器は作れるし… 路銀で5億って… やば… ん?ちょっと待て。2人で魔王倒すの?流石に無理じゃね?
一応神からの依頼なんだし…? 魔王って強いのか? いや、強いわな… 第一、アルって魔王討伐できるの?
「アル〜。そろそろ出ようか。ちょっと話がある。」
『あ、はい!了解しました!ちょっと待ってくださいね〜』
なんか色々まとめてる… 今俺100万持ってんだな…
『お待たせしました!』
「じゃ、ちょっと色々食べながら話そうか。」
料理屋で…………………
『うーん!?この肉美味しいですね!?最高ですよこれ!?奢ってもらってありがとうございます!』
「いやいやこれぐらい。で話なんだけど。本当に僕とパーティ組んでくれるの?」
『スイメイさん、話し方。なんかおかしいですよ。 パーティと言いますか。一緒にずっと冒険すると言いますか。というかどうせ一緒になるんだし。はい。一緒にいますよ?』
「ん?どーゆう意味…?まぁいいや。これからどんなことがあっても?危険だよ?」
『あ。スルーなんですね… 危険でもです!冒険に安全という言葉はありません!』
「魔王を討伐するとしても?」
『はい!もちろ……ん?ちょっと待ってください。魔王討伐するんですか?』
「とある事情があってね。だから後々魔王討伐をすることになるんだが…」
『そ、そうなんですか…それでも勿論です!一生ついていきますよ!』
「お、おう…。 よし!これからよろしく、アル!」
『はい!』
「で、アルってどこに住んでるの?」
『えーっと。今は近くの宿を借りてそこで生活しています。スイメイさんは?』
「俺もそんな感じ。うーん。どーしようか… ねぇアル。魔王がいるところって何処なの?」
『えーっと。確か北の大陸の魔王バアル、南の大陸にいる魔王サタン、そして東の大陸の魔王ガトルですね…ちなみにどの魔王も大陸の奥あたりに住んでいます。』
「なるほど… ちなみに一番近い所は?」
『そうですね… どれも同じくらいですが… 強いて言うなら魔王ガトルでしょうか。しかし強いですよ…』
「おぉ… さっき戦ったドラゴンのどれぐらい?」
『あれの30、いや50倍ぐらいです!近隣の村は大体落とされてますし…」
「50!?流石に盛りすぎでは!?結構きついよ!?」
『本当です。周辺の村は落ちてますし…スイメイさんでも大変かもしれませんよ?』
「うぅ…どうしたものか… ちょっときついな… 戦い方考えないと…」
『それでこれからどうします?』
「とりあえず、ガトルを目指そうか。まぁ頑張ってみるよ。」
『はい!期待していますよ!あ、後覚悟しておいてくださいね!絶対惚れさせますから!』
「お、おう…」
だいぶ書き直しました! というか誰か読んでくれているのでしょうか?笑
もうすぐ受験で勉強が… 進学したくない。就職したい。小説家なりたい…
更新がだいぶ遅れます。宿題優先になるので… 読んでくださる方、すいません!
そして、読んでくださった方、ありがとうございました!