第1話。 転生前、そして転生後。
眼が覚めると、そこは真っ白な世界だった。地平線が見える。
「あー。俺、死んだのか… ってことは天国か?いや…いくらなんでも人生短すぎだろ…」
と呟きながら、今までを振り返る。あー。こんな事なら好きな人に告っとくべきだった…
つーか、誰に殺されたんだ…? 心当たりがありすぎる。やばい。これ地獄行きじゃね?
色々考えながら、ふと周りをみてみる。すると、少し前に一人、光っている?女性がいた。
『ようこそ。死後の世界へ。あなたは人としての人生を終えました。死に方はとても不幸でしたが、あなたの人生は 、終わったのです。』
あー。やっぱり死んだんだ… つーか死に方は不幸って認めるのね。なんかつらい。すると女性が、
『申し遅れました。私は天界の女神を務めております、アリアと申します。よろしくお願いします。』
うわ。天使だとは思ってたけど、女神ときたか。こーゆう時のラノベ展開って…
あー。もう少し本読んだら良かった… オタクって、こーゆう時つよいよな…とか考えてると。
『では、暁水明さん。あなたには2つの選択肢があります。1つは天国で一生を過ごすか。
もう一つは異世界で3人の魔王を討伐するか。このどちらかを受けていただきます。』
うわ。マジで異世界きたよ…。今だけオタクは天才だと思う。異世界じゃ無敵じゃん。
あんまりラノベの知識ないし。もういっそのこと天国行こうかな… 神様会えるし。とか考えてると。
『実は…。今異世界では結構ピンチで。魔王の配下が人間の村を攻めてて。それで亡くなった方が
転生したがらず… 世界が終わりかかってるんですよ… お願いします!色々特典つけますから!』
ラノベ読まない俺でもわかる。とゆーか、この展開、オタク友達に聞いたことがある。
自分で言うのもなんだが、俺は結構最強だと思う。これがまだ強くなるとしたら。やばい。無敵じゃん。
とりあえず、どれくらい強くなるのか?と考え、とりあえず聞いてみる。
「女神様。もし異世界へ行く場合、どんな特典がもらえるんですか?」
『それでしたら望むものを! 女神の加護でも、身体能力のブーストても、魔力無限でも。
ですが、世界のシステム上、3つまでにしてくださいね。』
マジか。魔力無限って。最強じゃん。とりあえず魔力無限は確定で。
つーか、スマホって使えるのか?聖書とか… 曲とか… 色々入ってんだが。
「ではまず、魔力無限を。後、このスマホを使えるようにしてください。」
とスマホをちらつかせる。 すると女神が驚きながら、
『それぐらいでしたら全然。了解いたしました。それはカウントしませんので、後2つを。』
うーん。カウントされんのか。なら後何がいいか…。オリジナルの魔術…あ。前の世界の魔術って使えんの?
「では。前の世界の魔術を使えるように。後もう一つ。オリジナルの魔術を使えるようにしてください。」
『了解しました。オリジナルの魔術は結構な魔力を消費して作れますが、魔力無限では関係ないですね…
そして、あなたの世界の魔術ですが、異世界でも使えるように手配します。それでは、手続きを開始します。
まず、言語は日本語に変換されるのでご安心を。』
おぉ。それはありがたい。とゆーか、オリジナルの魔術で、[言語解析]でも作ったらいいんだがな。
『この世界は、あなたの世界より文明がかなり遅れています。あなたがいた世界とは全然違うので、
ご了承ください。』
よしよし。これで完璧。さー。どっかの主人公みたいに無双するか…
『それでは良い旅を…そして願わくばあなたが魔王を倒す勇者にならんことを……。』
そして目の前が真っ白になった。
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初投稿です! 素人なので…今後ともよろしくお願いします!