表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/33

#8 『旅立ち』part4

前回のあらすじ:剣もらった。

というわけで正解は、

・イメージCV.久野美咲

・中学生位の背丈

・ひんぬー

・魔女っ子

・露出少なめ


でした。実は5つめ違う可能性あるかも知れないけど、気にしないでおきましょう。

何のことだかわからない方はTwitterを見てみましょう。私のつぶやきを見ればマリーちゃんのイラストが見つかるでしょう。


それでは本編どうぞ!

王様の話が終わったことだし、控え室に戻ってアリアさんやガンドウさん、ヘンリーさんに自己紹介しよう。返事の声とかしか聞いてないからいったいどんな性格だろうか。楽しみである。




しかし、王様の話を聞き終えた今、ある一つの考えに至った。




この世界、実はある意味現実の世界ではないのか…?




もっと言うとこれは過去の世界ではないのか…?




この考えに至ったのはいくつか根拠があるからだ。


はじめ、俺はライラスという名前に聞き覚えがなかった。しかし、勇者の力とか、スパーダ:ルーチェとか王様から様々なキーワードを聞くうちに、この名前が指す人物にだいたい検討がついた。

俺らの世界で伝説となっている、初めての勇者にして英雄ライラスである。


俺は昔この人のことを絵本とかで読んでいたが、とうの昔の話だったし、最近の冒険では使わない知識だったから忘れていた。


現在に戻ったら、知識だけは確かめておこう。万が一もう一度戻ってくるようなことが役にたつ可能性があるからだ。


あともう一つ気になるのは、英雄ライラスの人生をどのような形で体験しているかだ。


ただの追憶だったらまだしも、もしも俺の行動によって過去が改変されてしまうようだったら…


それはそれで面白いが、俺の肩に重大な責任がのしかかってくるからだ。万が一史実通りに事が運んでいかなかったとしたら…


世界は大変な混乱に陥ってしまうだろう。いつのまにか世界は滅んでしまいましたーとかなってしまったら洒落にならない。

気を引き締めて行動しなければと改めて思う。


しかし、追憶なのか過去の改変なのか…それを確かめる術はあるのか…


ぶつぶつ…ぶつぶつ…ぶつぶつ…


「ライラス?ライラス!おいライラス!」

「うわっはい!?」

「全く、歩いているときも椅子に座ったあともぶつぶつ言ってるとかどんな神経してるんだよ!」


どうやらもう控え室に着いていて、椅子に座ったあとも独り言をつぶやいていたようだ。

だから相変わらず目のやり場に困るんだって。


「んじゃ、自己紹介でもしていくか!

あたしはアリア。王様が言ってた通り魔法使いだ。よろしく!」


活発な人物だな。マリーとは正反対だ。

いやだからさっきも言った通りマリーの方がかわいいんだからな。


「んじゃ、次は俺。」


そうして自己紹介を始める。


「俺は勇者ライラス。なんかチームのリーダーみたいな役割を背負ってる気がするが、俺がリーダーだからといって傲慢な態度にならず、みんなのことを尊重していきたい!だから…よろしくお願いします!」


と、自己紹介しておいた。これは実際、現在の世界でも意識していることだ。

まあそんな感じで所信を表明したあと、ガンドウが自己紹介した。


「俺はガンドウ。戦士だ。」


…怖っ。

なんか仲良くやっていけるか少し不安になっていたら、ガンドウは続けた。


「ぶっきらぼうで怖そうに見えるだろう。しかし、どうも話すのが苦手でね。必要最小限のことしか喋らないと思う。しかし俺はみんなのことは信頼しているから、どうか怖がらないで欲しい。これからどうぞよろしく。」


なんだそういうことだったのか…俺は少し安心した。これならチームをうまくまとめていけそうだ。

最後はヘンリーか。


「どうも皆さんこんにちはーヘンリーでーす。王様から聞いた通り僕は僧侶でーす。僧侶とはいってもほら、武人の国のようにハゲツルピッカになってストイックに授業をするような僧侶じゃなくて、フツーの僧侶だから安心してねー。え?そんなこと誰も心配してない?あはは!そうですよねー!あとそうそう、次に行くレーシアの町は果物が有名なんですよー。あのジュワッとジューシーな甘い果汁が口の中に広がっていくのがたまらないんですよー。そのまま生で食べてよし、ジュースにしてもよし、パンケーキとかデザートにつけあわせせてもよし、とにかく最高のフルーツだと思いませんか?そうですよね?あはははは」



「…」



「…」



「…」






…うるさい。

ここまでうんちくを披露されるとうざいと感じるんだな…

ほら、他の二人もドン引きしてるよ。人付き合いが苦手と言ってたガンドウさんですらもドン引きしてるよ。これは末期症状だな…

でも、誰かを中傷してる訳でもないし、必要な情報でなければ聞いてないフリをしたり、聞き流したりすればいいか。




では、自己紹介も終わったことだし、


「あ、あとそうそう」

「うるさい!」

「ひえー」


アリアさんがっつり言うんだ…まあいい薬になるだろう。治るかどうかは別にして。


では改めて。


「それでは、レーシアの町へ出発しよう!」


そうして、俺たちはレーシアの町へ向かった。

如何だったでしょうか。

ジョーとフェリックとキャラが被らないようにしたらこうなりました。

アリアさんは最初からいろいろなところをマリーちゃんと対比させるつもりでした。

マリーちゃんかわいい。


次回、レーシアの町へ向かいます。多分、次回で過去編と現在編がスイッチします。


では次回お楽しみに!


[感想、質問、アドバイス、文句、罵倒は年中無休で受け付けています。誰でも書けるので気軽にどうぞ]

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ