#3 レーシア西の平原
前回のあらすじ:なんかついてきた
なんか続き書いてたら1000文字突破してしかもキリが良かったので更新します。
一行は町を出て、西へ向かって行った。
リョーヘイがテッドに訊く。
「ここら辺はどんなモンスターがでるのか?」
「まあ6人いれば余裕な感じの弱さの奴っすね」
森に向かって歩きながらマリーとジョーが雑談している。
「今どんな感じのマシーンを作りたいと思ってるの?」
「そうですね。魔力があればいくらでも打てるバズーカとかですかね。」
「うわぁ!凄そう!でも普通のバズーカでも良くないですか?」
「いや、そこは男のロマン、てことで…」
「そういうことなんですね…ところでどこまで作ってるんですか?」
「いや、全くですよ…何せそういうロストテクノロジー、通称LTGが使われてそうなものがないんですよねーアハハ」
「つまりいつも通りというとことですね!」
「そういうこと、ってコラ!」
微笑ましい光景に一行の心が和む。
しかしその時。
まだ森にさしかかってないが、早速モンスターが現れた。
「ゴブリンとスライム2体か…」
「どーするリョーヘー」
「とりあえずソンチョさんとテッドは下がってください!まず俺達4人で肩慣らしします!」
「了解!荷物は俺達に任せるッス!」
リョーヘイは剣を抜き、マリーは杖を取りだし、フェリックは爪をつけ構え、ジョーは銃を持ち、それぞれ臨戦体制に入る。
「いくぜ!先手必勝!」
リョーヘイは駆け出し、素早くスライムを斬りつける。
「続きます!ファイア!」
マリーが追い討ちをかけ、スライムを撃破する。
「うおおお!」
別のところでもう1体のスライムと殴り合いをしていたフェリックも、軽く傷を負いつつも、スライムを追い詰める。
「脇が甘いですよ」
そこをジョーが狙い撃ち、仕留める。
「おいおい、とどめまでやらせろよ〜」
「まあまあ、いいじゃないですか」
「全く、フェリックさんヒールかけときますよ」
リョーヘイが回復魔法を使い、フェリックの傷を癒す。
「んじゃあのゴブリンは任せてください!はあああ!」
マリーが魔力を集中させる。
「行きます!『ストームマジック・ファイア』!」
先とは違い、炎の玉が5発同時に飛んでいく。
どんなに強力にしても5発連続で魔法を打つのは難しいのだが、マリーはやすやすとこなすのだ。
炎の玉がゴブリンを焼き付くし、モンスター達は全滅した。
「やった!倒しました!」
「倒したはいいんだがやり過ぎじゃねーのかぁ?」
「別にいいんです!フェリックさん!プウッ」
「んじゃ、先にいくか」
一行はこの調子で森の中まで入っていった。
次回、何かが起きる。文字数によっては起きないかもしれない。