~三話~ 友達ってなんだろうね?自然に出来るものなのかな?自分の力で作るものなのかな?どっちだろうね?
なんだか、連続投稿出来たぞ~嬉しいぞ~!
ガラガラ!とでかい音を立てて教室のドアを開けた、その瞬間に、既に教室に居た生徒が視線をこちらに向けた。
俺はどちらかと言うと、ルックスは中の上あたりだ。
なので、女子生徒の歓喜が若干上がる、そこはクールに指定された机に腰をおろした。
鞄を机の脇に掛けて、本を取り出し読み始めた。(読んでいるのはアニメ系小説だ)
(さ~て、今日は誰がそげぶされるのかな?)
と、まあ読んでいる小説の展開に思いを馳せている。
「よぉ!お前ここのクラスか?」
いきなり肩を掴まれ、おまけに耳元で大声を出すなんて、どこのどいつだ?
「あぁ・・・そうだけど?お前は?」
振り返った先に居たのは、黒髪のストレートに、若干不良を思わせるようにその手には、メリケンサックが装備してあった。
ここは一つ愛想良く、愛想良~く、挨拶だ。
「あぁ!俺は今日からお前と一緒のクラスになる、野田和良っていう名前だ。」
「おはよう、そしてよろしく!和良で良いかな?」
「おぅ!・・・ところで、お前は?」
「多賀竜騎だ。」
「竜騎?・・・・カッコイィィィィィ~~~!!惚れちゃいそうだぜ~!アクセラr」
「分かった分かった、もういいよ」
俺は、和良が「著作権なんとやら」になる前に、俺は和良の言葉を遮った。
「ところで、和良?お前どこ中だ?」
「俺は私立ハーバード中学校出身だ」
「あのアメリカの名門から!?てか中学なんて無いだろ!!」
「あるんだよ、お前が知らないだけだ」
「ねえよっ!てか、そんなメリケンサックを装備している奴が、名門に行ける訳無いだろ!」
俺は的確にツッコミを入れた、そこへ背後から声が掛けられた。
「あ~、いたいた!酷いじゃないか!僕を置いて行って、さっさと一人で行っちゃうなんて!」
「?」
俺は、声がする方向へ顔を向けた。
そこには一人の少年が、むすっとした態度で仁王立ちしていた。
見た感じ、顔立ちが和良とそっくりだが、少しばかり幼い印象を受けた。
「えっと、こいつは?」
俺は和良に質問したが、先に少年が言葉を発した。
「あれ、兄さんの友達?いや~、早いな~友達作るの」
「どうだ!俺は勉強こそは能力ゼロだが。友達を作るのは誰にも負けないぜ!」
別に、友達として認識したわけじゃ無いが、まあいいか、友達って事で。
これで『某友達が少ないプリン頭の人』にならずに済んだからな。
「ところで、こいつはお前の弟かなんかなのか?」
俺は和良に再度質問した。
「おぅ!こいつは俺の弟だぜ!」
「あぁ、和良兄さんの弟、野田政義と言います。よろしくお願いします」
「おぉ・・あ、俺は竜騎、多賀竜騎だ。よろしく、政義」
「はい、今日から」
政義は兄の和良と違って、かなり大人しいようだ。
まぁ、荒くれ者よりずっとましか。
大分皆と打ち解けてきた所で、俺はずっと気になっていた事を聞いた。
「なぁ和良、一つ聞いてもいいか?」
「おぉ!なんだ?何でも聞いてくれ!」
「お前・・・何でメリケンサック装着しているんだ!?」
「・・・・・・」
政義が下を向いて黙った、あれ?もしかして俺、地雷踏んだ?
少しの沈黙の後、和良がそれを破った。
「このメリケンサックは・・・」
「お、おぉ・・・・」
少し間を置いて、
「イメチェンだよ!イメチェン!」
「え、あ、イ・・イメチェン?」
俺がポカンと口を開けていると、政義が話し始めた。
「兄さんは似合っても無いイメチェンなんかして・・・正直な所、弟としてとても恥ずかしいです」
「あぁ・・・あぁ?あ、あー」
なんだ、別に地雷を踏んだっていう訳では無いんだな、良かった~。
「まぁ、そんなことより、この本面白いから読んでみろよ」
「お前の本?どんな本だ?タイトル教えてみろよ」
「あぁ、タイトルは『くそみそテクニック』だ」
「アーーーーーーーーー~~~~~~~~~~ァァァァァァァァァァァァァァっ!」
と、俺の叫びと同時にチャイムが鳴った。
学校初日の始まりだった。
学校初日、友達二人が出来た。
そして、ホモ達を発見した。
べ、別に、私はホモなんかじゃないんだからねっ!!