1話 進級
はじめて書いた作品です。つたない文章ですがお楽しみください‼
桜が舞う四月。新学年新学期が始まった。中学に初めて入学してきたワクワクの一年生、新たな仲間と楽しもうと意気込む二年生。そして僕ら受験が刻々と近づく三年生だ。紹介が遅れたが僕の名前は高瀬遥斗。進級し受験勉強にいいそしもうとしている中学三年生だ。思ったより短い校長先生の話を聞いて終わった始業式から、新たな教室へ歩いていく。
「おっ、遥斗じゃん」
二年のころ仲の良かった梶原伊代が、にこりと手を振る。
「いつも通りだな」
思わず苦笑い。クラス替えがあったはずなのに、景色は去年と変わらない気がした。
新しいクラスで始まったクラスルームは進み、黒板に「席替え」の文字が。手渡された席札をそっと開くと、「3-6」と書いてあった。
「よっしゃ!一番後ろだ。隣は誰だろう?」
指をずらすと、並びには「水野凪紗」の文字があった。
「え…誰?」
小さな声を漏らし、机を引くと、水野さんの柔らかい笑顔が午後の光に揺れていた。
この後の展開の希望や改善点などを募集しています。ぜひコメントしていってね!