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偽果のスターライト  作者: Pコート
第一章
6/8

こちらからも…

まあ、どうせ…結果は同じだし、

そうさせてあげよう。

そうすれば、錬は、いつか僕のことが

どうでもよくなるだろう。

「…分かった。信じてあげるとするよ。」

「ありがとう、林一。」

「俺、頑張ってサポートするから。」

だから、なんでそんなに僕をサポートすると

言えるのだろうか?ああ、なんか…

自分が言ったそばから、

こっちがどうでもよくなってきた。

「……はいはい、分かったから。」

「じゃあ、明日からは改めてよろしく。林一。」

こうやって、嘘を見抜ける錬の前だけ、

素直にいなきゃまた暴かれるだろうと思った。

だから、これからは錬の前では正直にいよう。

信じたくはない…けど、何故か今は、

錬が言ってることが真果(本物)だってことが

分かった気がする。だから、

だから――



「…こちらこそ、よろしく頼むよ。」

僕も、君を受け入れよう。

そう思えた。

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