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偽果のスターライト  作者: Pコート
第一章
5/8

マシな方

やっと少しでも安定がしてきたところで、僕は、

バレたのならば仕方ないと、正直に錬に伝えた。

「…そうだよ、僕は嘘を付いてたよ。」

「この長い間、ずーっとさ。」

「メンバーにも、観客にも、誰にも

言ってなかった。なのに、君だけが――」

あまり知ってほしくなかったんだ。

誰かに知られたら馬鹿にし、噂が出るだろうって。

そしたら、僕の体と心ごとが潰れるような思いに

なる…そう思っていたのに、錬は、本当の僕を

受け入れてくれている。…でも、周りと

同じなのは変わりないだろうな。それでも――

壊れるならどうせ、馬鹿にされるより、

受け入れられて壊された方がマシだ。

「…錬、君だけが分かってくれた。」

「周りは、表だけを見てたただの阿呆しか

いなかった。」「そうだったんだ。」「そうさ。」

そして、錬が口を開け、言い出した。

「なら、林一。」

「君が変われるよう、俺がサポートする。」

「だから、俺を信じてくれないかな?」

…は?

「もちろん、信じれなければ信じなくてもいい。」

「でも、俺ができる限りのことは、させてよ。」

その言葉で、僕は驚き、目を見開かせた。

嘘つきに、なんでそんなことが言えるのだろうと。

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