表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月と太陽  作者: ゼーデ
2/13

運命の歯車

今日は記念すべきウェアルディア国の120周年誕生式典だ。

城の中の者はみな準備に追われて忙しそうだ。

おかげであわただしい雰囲気が漂っている。



「リリア、グレイラ準備はよいか?」


「はい、お父様」


「おおグレイラ、準備はできてるようだな。リリアはどうだ?」


「待ってくださいー!!もう少しなのでー!!!」


「リリア急ぐのだぞ!もう時間がない。」


「はいー!わかりましたー!!」


「はぁ・・・。大丈夫だろうか?」


いつもドジばかりするリリアのことだ、今回もまた何かやらかしてしまうのではないかと王は心配だった。


「・・・ところでお父様。」


「ん?何だグレイラ?」


「・・・お母様は?」


「!!、ああ・・・なんということだ。」


そう言って王はがっくり肩を落とした。

実はこの国の王妃は非常に美しいのだが、リリアよりも自由奔放で、どこかぬけてしまっているのであるのだ。

また、いつものように式典を忘れているか、どっかで遊んでいるに違いない。


「お父様ー!着替え終わりましたー!!」


そう言いながらリリアが走ってきた。


普段は遊んで傷ばかりつけてくる、なんともだめなお姫様だが、ドレスを着るとなかなか様になる。

リリアの容姿は薄桃色の短い髪に、髪の毛の色より少し濃い、ピンク色の大きな目をしている。

世間的にいえば、カワイイに分類されるはずの顔なのに、なぜこんな性格なのだろうと王は嘆いているのだが。


「リリア、やっと終わったか・・・。私はレイニアを探してくる。」


「どうしてお母様を探すんですかー?」


「・・・いや、いつものことだ。では、少し見てくるから、スピーチの練習をしておきなさい。」


「スピーチですかー!?そんなのあったなんて知りませんでしたー!」


やっぱり、と言わんばかりにため息をついて王は行ってしまった。


「・・・リリア。スピーチの練習、してなかったのですか・・・・?」


グレイラがリリアを見ながら言った。

グレイラは水色の髪に、それよりも少し濃い青い目をしている。

だがリリアとは反対にグレイラはきれいに整った顔立ちだ。


「・・・う、うん。」


リリアはたじろきながらそう言った。

グレイラは顔は綺麗でしっかりしているのだが、普段から真面目で非常にクールなため、静かにものを言われると、少し迫力がある。


「全く・・・。私が教えますから、練習してください。」


「はぁい・・・。」


こうして長い式典の一日が始まった。


まだキャラが定まっていない感じですが、がんばります!皆さんの感想などを参考にしたいと思いますので、出来ればコメよろしくお願いします(●^o^●)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ