感覚って人それぞれだよねって話
突如スーパーなサイヤ人になった雷華。※違います※
急展開!?
ジャンル変わっちゃったよ!!!
あらすじ
私の彼女は頭がおかしくなったらしい。。。。
ーーーーー「…………は?」
圧倒的ハテナ。クエスチョンマークの連鎖。
突拍子もないにも程がある。
ただでさえ信じていない部類の事なのに、今さっき目にしてしまった。現象の解明なんて出来るはずもなくて。
というか、聞きたいことが多過ぎるっっっっっ。。。。
「……………分からないことだらけなのだけれど。聞きたい事だらけなのだけれど、まず一ついいかしら」
変な汗が滲み出ている私は、必死に冷静を装って尋ねた。
「はいどうぞ!」
そう言って笑う彼女。
空気中はまだピリピリと音を立てている。
「全てを聞くのは家の中に入ってからとして、その、、魔力?とやらを見せるために庭に連れ出したのはわかった。」
「うん」
「私まで運動着に着替えさせられた理由を聞きたいのですが…………」
聞きたくない。
嫌な予感しかしない。
……電気が流れているせいかゾワゾワする。
「うーん………そんなの言葉もやるからだよ!!!」
……は?
「…………………………」
ーーーーー人間本当に驚くと無反応らしい。
「ああはいはい。まだいっぱい聞きたいことがあるんだけども。いつからその、ビリビリ出来るようになったの?」
………目覚めたの!!!
なんてそんなご都合主義ではないと信じたい………
「自分の思い通りにビリビリ出来るようになったのは中学生の時だから4、5年くらい前かなー。初めてしたのは小学6年生の時。」
………いやなんだその誰もが通る道みたいな言い方は。
………っておい。。。
「そんな前からなの!?!?!?!?!?!?
初耳だよ!!
初見!!!
もっと早く知りたかったよそんな衝撃的な事実!!!」
「いやだってこういう非現実的なこと嫌いなのかなって思って……」
バツが悪そうに髪をいじる仕草に一瞬ときめいてしまった。
今はそれどころじゃないのに。
「確かに書けないとは言ったけど。
嫌いっていうかそういう部類の実体験とかした事ないし
想像出来ても上手く書けないってだけで嫌いではないのよ、嫌いでは。ただそういった資料見てると書きたくなって、でも書けなくてっていう悪循環に陥るのよね……」
ーーーーーそう。私は書けないのだ。
いわゆるファンタジーだの魔法だの異世界だの
「非」日常の物語をどうしても書く事ができない。
できないというよりかは納得いく物ではないという感じなのだ。
……だからこそ私はこの街にやってきたんだから。
ーーーただこんな展開なんて予想もしていなくて、
想像もしていなかったから、戸惑ってしまう。しかも目の前で実際に起きてしまったから。余計に。
ーーーーー
「そうなんだーよかったよ。てっきりアバダケタブラで友達殺されたのかと……」
「おいちょっと待て誰がハリーだ」
「じゃあヴァイネル・ガネッザで家流されたとか……」
「それ極大魔法!!!」
「じゃあヘビィメタルバーストでぶっ飛ばされたとか……」
「それ戦略級魔法!!!」
……ぜえはあ。
ツッコミってこんなに体力を消耗するのね………
「今日は随分とキレッキレだね♪
それに思ったより詳しいじゃん♪」
……更に続いた魔法ボケはスルーしつつさっき雷華がしてみせた「アレ」を思い出す。
「………ていうか、私にも出来るの?ビリビリ。」
雷華はすごい簡単にやってみせたあの技が気になったので一応聞いてみた
※普通は出来ません※
「ビリビリができるかはわからないよ。メラメラかもしれないし、ピカピカかもしれないし、ポヨポヨかも、ビュービューかも、ドスドスかも、カチカチかもしれないんだ。人によって違うよ」
…………ぽよぽよ?どすどす?
人によって属性が違うってことなのだろうか。
ワードから想像してみたけれど私には無理な話だった。
……もしかして私の想像力って乏しい?
「むーん…………」
頭を抱える私の手を取り雷華は言った。
「まずは感じてみよっか!身体に流れる力を。イメージだよイメージ。何となくでいいからさ!」
言われるままに雑草の上に立ち目を瞑り、耳を澄ます。
ゆっくり深呼吸をしながら、風を、自分の鼓動を、感じた。
………何だかゾワゾワとした何かが背筋を通った。
「……………!!!!!」
ーーーーーーーーーー。。。。
「っていやできないから普通!!!!!!!」
ーーーーーーーーーーつづく。
ぽよぽよとはいったいなんぞや……餅か。
どすどすて。
まだ結局雷華がいなくなったことについて聞けていない言葉です。
忘れているのかな?「属性あんぽんたん!!」