５話目模擬戦
～諒視点～
「・・・」
「・・・」ガタガタ
・・・あいつ絶対ビビってるだけだろ・・・太刀風が変なことでも言ったのか？まぁ良いか
「・・・模擬戦・・・始め！」
「うぉぉぉぉ！」ダッ！
・・・
「・・・」
「うらぁぁ！」ブォン！
「遅い」シャッ！
「！？」
「・・・」ブン！
「グッ！」バッ！
「・・・」ヒュン！
「ッ！」ガチャ！
主砲か・・・避けると余計に被害が出るな・・・
「・・・」
「うらぁぁぁ！」ドォンドォン！
「ふん！」バァン！
「・・・倒れたか？」
「その程度か？」シャッ！ブン！
「グァッ！」バタッ
「・・・」ヒュン！
「ッ！」
「さて、俺の勝ちって事で良いか？」
「・・・あぁ・・・」
「勝者 諒！」
「・・・総大将のお墨付きだったから期待してたが・・・この程度か・・・」
「・・・」
～資料室～
「・・・諒なんであんなに強いんだ？・・・ん？」
～数時間後～
「諒さん！」
「あ？お前は確か・・・」
「木曽だよ！そんなことより！天龍がいないんだ！」
「・・・分かった俺が探しとく」
「あぁ！ありがとう！俺は鎮守府を探す！諒さんは外を探してくれ！」
「分かった」
～夜波止場にて～
「・・・全くどこ言ったんだか・・・あ？」
「・・・」
「・・・」スタスタ
「・・・」
「どうした？こんな所で」
「・・・諒か・・・」
「あぁ。隣座るぞ」
「・・・」
「・・・何かあったか？」
「俺さ、資料室で諒の履歴書を見つけたんだ・・・」
「・・・」
「転生者なんだな」
「あぁ」
「・・・んで子供の頃少年兵として戦ったんだよな」
「ッ！」
「それでさ・・・何人殺した？」
「・・・」
「何人死んだ？」
「・・・」
「家族は？」
(・・・米兵に囲まれた。もう皆おしまいだ！)
(・・・諒も帰ってこない・・・あいつはきっとあっちで待ってる・・・皆、逝くぞ！)カチャ！
ドォン！
((爆発音だ！))
※((は英語に脳内変換して、どうぞ
((まさか自決か！？))
((まだ誰か居るかもしれない！警戒して入るぞ！))
(・・・)
((子供だ・・・)
((・・・可哀想に・・・この歳で戦場に送られるとはな・・・))
(・・・)
((・・・良く頑張った・・・))
「・・・皆死んだ」
「・・・」
「・・・妹も、父親も母親も・・・友達も皆な・・・」
「・・・そうか」
「・・・あぁ・・・」
「俺は・・・妹を残して死んじまったんだ・・・双子の姉妹で・・・龍田をな・・・」※龍田1994年３月１３日米潜水艦サンドランスの雷撃により撃沈 天龍1942年12月１８日米潜水艦アルバコア？の雷撃により浸水、後撃沈
「・・・あいつ、俺の事恨んでるかもな・・・妹一人残して先に死んじまって・・・」
「・・・俺は龍田が恨んで無いと思うな・・・悲しみはしただろうが国のために勇戦して死んだんだ・・・悲しみはすれどは恨まなかっただろうな・・・」
「・・・そうか・・・」
はい・・・シリアス回になっちまった・・・
諒「せめてリハビリをしてからだな」
やだ！面倒くさい！
諒「さて、キルストリークの戦闘機乗り要請するか・・・」
待て！止まれ！ウワァァァ！
