夢はまだ終わらない
頭の上から降り注ぐ隕石の嵐。
皆行き場を見失い、必死の形相で逃げている。
隕石は前方からも後方からも降ってくる。
僕たちはなんとか這いずり回り、排水口へと逃げる。
ここなら奴らはこない。
仲間たちと共に休息を取っていたら
後方から水が流れる音がする。
奴らの異物、生活用水の水が
僕らの命を削っていく。
轟音とともに仲間の命が一つ、また一つと消えていく。
ついには自分の隣の仲間の声さえ聞こえなくなる。
僕は死を覚悟した。
その時に目が覚めた。
夢でよかったと思う。
でも夢はまだ終わらない。
僕は今日もまた上司からの怒りの隕石を何度も受けているのだった。