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婚約破棄され過ぎて心が折れそうです  作者: プラン9


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23/79

23「女子(+α)同士の交流なのです」

 女子寮交流会、寮内の人たちと交流を深める為の会。うんまんまだな。

 まあそれはともかく、私はその席で、どういう訳か両脇を女子に囲まれながらワインを飲んでいた。えっ、両脇を女子が囲んでいるのは普通じゃ無いかって?

 そうね、こういう風に


「はいバルカ様、あーん❤」

「バルカ様、お飲み物をお持ちしました」


 こんな王女様みたいなことをされてなかったらね。いや私王女だけれども。

 というか、どうしてこうなった。

 アリーシュ助けて。お願いアリーシュ、アリー……目を背けないでアリーシュちゃん。

 ラストは……


「ねえラストさん、本当に男の子なのですか? とてもそういう風には……」

「うわっ、すっごいモチモチ! うわー、すごい。うわー」

「男の子だよ-。でもなんでかここなんだよね-、何でだろう? あと、くすぐったいよー」


 あいつ女に囲まれてやがる。しかもなんかあいつ、私より馴染んでない? 男の方が女である私より女っぽいって、どういうことなの……。


「バルカ様……これはお嫌いでしたか?」

「ああ大丈夫ですわ、ちょっと考え事をしていただけですのオホホのホ。あーん、うん美味しい」


 金髪ツインドリルのお嬢様がショボンとしていたから、慌ててフォローを入れる。つかマジで美味いなこれ。平打ちパスタの間に挟まっているのは、ミートソースとジャガイモかしら? うん、美味い。ちょっとピリ辛だけど、唐辛子が少々入っているのね。

 料理人、良いセンスだ!


「では! では次はこれを!」

「んむっ、……美味しい」


 牛タンねこれ、薄く切ったタンでレモン塩を薄く塗っただけ。なのにこんなに、犯罪的に美味いのか……!!

 労働牛とは違う、食用として飼育された牛。味が、凝縮されていやがる……!!


「……あの、私にばかりではなく、貴女たちも自由に食べてよろしいのですよ?」

「いえ! 私たちは貴女様に忠誠を尽くすと決めたのです!」


 どこで打ち合わせしたのか一斉に跪く。あの、中には他国の王女の姿もあるんだけれど……どうなってんのかしら。なんで普通の王女が私に跪くのよ。しかも臣下の礼だし。

 しかもなんか視線が……その、恋する乙女というか、白馬の王子様的なのを見る目なのよね。えっ、もしかして私王子様扱いされてる? 王子様他にいるのに?


「朝に洗顔料使ってる? 駄目だよ、朝は水だけで済ませるんだ。あとお酢を飲むと美肌になれるよ」

「そうなんですか!? 早速、明日から試してみます!」


 おいこら王子様。

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