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深窓の麗人  作者: Akumi
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6

 わたしは現在、百合と京香の世界からしたら"乙女ゲーム"の世界にいることになる。


 百合は"攻略ルート"と言っていた。王子様は攻略した。ということは王子の他にも攻略ルートが存在するということだ。


 兄である王子がわたしの断罪イベントのキーになるのであれば…。



「ダリア…朝食をいただきましょう

お母さまは寂しいわ。

もうずっとダリアに会っていないもの。

サロンでもいいから、外に出てらっしゃい。」



お母様だ。悲しみを含む母の声にグッと堪える。




わたしが拒む理由は、自らの断罪イベントだ。

サンストーン王国が認める極刑の際は、王命以外では行うことはない。


つまり、わたしは


"王命"で殺されるのだ。




父か兄か、それとも母か。

大好きだった家族がそのようなことをするハズがないと、信じていた。

少しずつ、より鮮明になる夢を単なる夢にはできなくなってしまっていたのだ。









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