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死神の恋

作者: 喜名

よろしくお願いいたします。

深く、青く、

澄んでいたのに


黒いワンピースの君は

美しいままに、死を手に取っていた


恐怖が訪れないのは

僕の脳みそが一瞬を息を止めるから


数ある運び屋が一斉に上を見上げて

星たちだけ崩れ去っていく


二つの未来を編み込もう

手を取ったのだと思ったのに

真っ暗な世界には風船一つ浮かんでくれない


白い人も、黒い人も、

皆が油断していて

常に隣に迫って生きているもの


朝日は美しかったのに

そこに流れた静かな終わりが

空気を凍りつかせる


音色が甘く歌って

このまま僕たちの声が

どこまでも届くようにと


赤い袖をつかみ取って

もう昔の失恋を

口をつぐんで、歌い始めよう




ありがとうございました。

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