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姉ちゃんの憂鬱1
ちょっとしたパートです。姉ちゃん視点。
読んでくれたら嬉しいです。
姉ちゃんの憂鬱 1
起床時間は朝の5時、早く起きて涼太と私の朝食の準備をして出勤するのが日課。それはもう私が高校生の時からそうで、両親が共働きだから涼太の母親代わりってところかな。歳も一回り違うこともあるせいか、弟は私にべったりだし、私もついつい弟を甘やかしちゃう。小さい頃は「おっきくなったら姉ちゃんと結婚するんだぁ!」なんて言ってきて可愛かったけど、もう中学生なんだからクラスに好きな子くらい出来たとか、私とべったりなせいで友達にいじめられてないか心配になってきた。そんなことを考えながら朝の日課をこなしていた。
「さてと…っ」ぱんっと手を叩く。
「涼太ぁごはんだよー」
パジャマ姿の弟が階段から降りてくる。のっそのっそ音がする。
「じゃっ、食べ終わったらお皿、お水に浸しといてねぇ」そうやって手を振って家を出ると弟も必ず返す。可愛いなぁ。じゃなくて!弟に言わなきゃいけないことがあったんだ。まあ、帰ったらでいいか。
ありがとうございます!明日にはまた次のお話上げますね!